蔵王雪山トレッキンググループ
16日、天気予報が外れ、青空が覗いている。蔵王山岳インストラクター協会の高橋さんが宿まで出迎えに来てくださった。協会へ寄って輪かんを借り、レンタル店でストックも借用する。計画では今日、熊野岳までの予定だが、稜線は風が強くガスもかかりやすいので、ロープウェイの頂上駅へ行ってからの判断となった。頂上駅の温度計は-15.5℃(屋外)ここで指導を受けながら輪かんを装着、しっかり付けておかないと、行動中に外れると冷たくて付け直すのが大変だ。
胸の上まで雪に埋まった地蔵様に安全をお願いして、地蔵山を目指し出発、地蔵山へは登る人も多く雪が締まっていて輪カンが埋まることもなく歩きやすい、25分で山頂に着く、ここで記念撮影をしようとしたら、インストラクターが「写真は帰りにしましょう」と言ってくださる。と言うことは、熊野岳を目指すと判断をしてくださったことになる。ここから一旦下ってから登るのだが、夏時間では50分の所だが、雪道と風の中ではどうなるか。下るに従って風が強くなり、顔が痛く、指先は冷たくなってしびれている。登りで1・2回立ち止まりながら頂上まで55分で着いた、そのままお釜まで下る、風が強く旗を2枚持って行ったが、その1枚がお釜の中へ飛んでいった。思い切って風上を向いてお釜をバックに記念撮影をして、再び頂上へ、幸い避難小屋が使え、ここで食事にする。暖かく手袋も外して食事が出来る、室内の温度計は-10℃だったが・・・。
食事後は元の道をもどり地蔵山で記念写真をして頂上駅で休憩する。ここからはすっかり緊張が解けてスキーのザンゲ坂コース、樹氷原コースを経て、一部樹氷の中を快適に歩いて、樹氷高原駅から下山した。下山後の温泉は最高の気分で、夕食のビールが旨かった。
|