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蔵王温泉スキー場  熊野岳【1,841m】・地蔵山【1,736m】《山形県・山形市》 2012-2-15~18


参加者 : スキー組・藤井、信岡、元木、藤井【外部】井上、甲斐

      トレッキング組・澤田、澤田、林 【外部】、友清、石内

従来からスキーに蔵王へ来ていたが、今年は輪かんじきトレッキングも実施することにした。パナソニック山岳会も同時期に実施するので出来れば交流もする予定で出発した。

15日朝、福岡空港に集合、伊丹経由で昼前に仙台空港に着いて、直行バスで蔵王温泉まで移動した。宿は温泉街の上方にある山形屋という温泉旅館だ。早速宿の前にある公衆浴場「上の湯」に入った。硫黄泉の掛流しなのだが、湯温が高く熱いのを我慢しての入浴だった。                                         澤田眞次 記

【写真撮影 :澤田眞次-S】

友清節子-To

     Tは蔵王インストラクター協会 高橋勇市氏撮影

15日の朝11名が福岡空港に集合-S 仙台空港よりバスで移動-S
空港近くの空き地に瓦礫と廃車が-S 蔵王温泉バスセンターに到着-S
今回お世話になる山形屋-S 明日からの安全を近くの酢川神社にお願いする-S
すき焼き・ビールで乾杯-S


蔵王雪山トレッキンググループ

16日、天気予報が外れ、青空が覗いている。蔵王山岳インストラクター協会の高橋さんが宿まで出迎えに来てくださった。協会へ寄って輪かんを借り、レンタル店でストックも借用する。計画では今日、熊野岳までの予定だが、稜線は風が強くガスもかかりやすいので、ロープウェイの頂上駅へ行ってからの判断となった。頂上駅の温度計は-15.5(屋外)ここで指導を受けながら輪かんを装着、しっかり付けておかないと、行動中に外れると冷たくて付け直すのが大変だ。

胸の上まで雪に埋まった地蔵様に安全をお願いして、地蔵山を目指し出発、地蔵山へは登る人も多く雪が締まっていて輪カンが埋まることもなく歩きやすい、25分で山頂に着く、ここで記念撮影をしようとしたら、インストラクターが「写真は帰りにしましょう」と言ってくださる。と言うことは、熊野岳を目指すと判断をしてくださったことになる。ここから一旦下ってから登るのだが、夏時間では50分の所だが、雪道と風の中ではどうなるか。下るに従って風が強くなり、顔が痛く、指先は冷たくなってしびれている。登りで12回立ち止まりながら頂上まで55分で着いた、そのままお釜まで下る、風が強く旗を2枚持って行ったが、その1枚がお釜の中へ飛んでいった。思い切って風上を向いてお釜をバックに記念撮影をして、再び頂上へ、幸い避難小屋が使え、ここで食事にする。暖かく手袋も外して食事が出来る、室内の温度計は-10℃だったが・・・。

食事後は元の道をもどり地蔵山で記念写真をして頂上駅で休憩する。ここからはすっかり緊張が解けてスキーのザンゲ坂コース、樹氷原コースを経て、一部樹氷の中を快適に歩いて、樹氷高原駅から下山した。下山後の温泉は最高の気分で、夕食のビールが旨かった。

ストックと輪かんを借りて蔵王ロープウェイ駅へ-S ロープウェイから見える木々-S
樹氷高原駅(1,331m)にて乗り換え-S 地蔵山頂駅(1,661m)の地蔵様も雪にどっぷり-S
これ(モンスター)を見たかったのだ!!-To 樹氷原-S
頂上まで目印の杭が立っている-S       夏の姿からは想像できない厳冬期のお釜-To 
お釜にて   T お釜(馬の背)は強い風だ-S
避難小屋にて昼食-S 避難小屋にて昼食-S
頂上で登頂の証明証を貰った-S 熊野岳にて       T
雪の芸術?-S 地蔵山にて-S
地蔵さんと一緒に    T 頂上駅前の開運の鐘-S
樹氷原をトレッキング-S 楽しい姿を見せる樹氷-To
樹氷原を下る-S 今日はしゃぶしゃぶ・ビールも旨かった-S


17日、今朝も予報が外れ青空が覗いている。今日は頂上駅の横から樹氷原のトレッキングが始まった。雪は膝程度までもぐる位で歩きやすい、夏場は草が深くて歩けない所のようだが、冬は快適に歩け、回りのマモンスターの様々の表情を楽しみながらトレッキングが出来る。雪のトンネルをくぐり、斜面を快適に尻セードしながら、昨日とは全く違った緊張のない楽しい、楽しい・・・。昼は片貝トリプル上のレストランで熱い鍋焼きうどんを食べた。ここへスキー組から電話がかかってきて、合流して写真を撮ろうと言うことで、全員が揃うのを待った。外はいつの間にか吹雪いている。

 記念撮影後、共に大平コースを下った。当然スキー組はあっという間に追い越して行った。1423分無事中央ロープウェイ温泉駅まで歩き、今回のトレッキングを終了した。

今日も晴天-To 晴天のスキー場-To
樹氷の間を縫って-To 頂上駅横より樹氷原のトレッキング開始-S
急斜面は尻セードで-S モンスターの変装を楽しみながら-S
モンスターに囲まれて-S 樹氷達をバックに-To
モンスターと              T モンスターのトンネルを   T
モンスターのトンネルを   T 雪に遊ぶ              T
かまくらで              T 樹木についてインストラクターの説明を受ける-S
レストランで暖かい鍋焼きうどんを食べた-S
スキー組と合流して記念写真-S
夕食は寄せ鍋でした-S パナソニックリゾート蔵王でMRCと交流会-S
MRCのメンバーと記念撮影-S

 18
日、遅い出発で1130分のバスで仙台空港に向かう、仙台からは伊丹経由で1845分無事福岡に着き解散した。

機上からの富士山-S 南アルプス-S
無事帰福、解散-S
蔵王温泉スキー場≪山形県・蔵王温泉≫ 2012.2.15~18

 スキーチーム報告 ※スノートレッキングチームの報告は別途掲載済み
(メンバー)藤井、信岡、元木(大分)、藤井k (井上、甲斐)

 15日午後13:35蔵王・山形交通バスターミナル着。宿の山形屋旅館にスキー道具の運搬をお願いし、歩いて宿に入る。例年だとすぐにスキーの準備をして、足馴らしに2時間ほど滑るのだが、今回は近くの酢川温泉神社に、雪を踏みしめて階段を上り参拝、その先の上の台ゲレンデへと歩き雪の状態を見る。
 蔵王ベースセンター“ジュピア”出口には大きな「かまくら」が造られていて、中に入って写真に収まる。
 夕食は蔵王ならではの肉料理、すき焼き、しゃぶしゃぶ、よせ鍋と3日続く。
◇16日:スキー初日は天候が良く、上の台へ出て蔵王スカイケーブルで中央高原駅へ上り、ダイヤモンドバレーを滑り、リフトを使ってコタンゲレンデ、パラダイスゲレンデと滑りながら移動、降雪量も多く真っ青な空に、真っ白な雪と、もこもことした樹氷が眩しい。ユートピアゲレンデに出ると、やはり山頂まで行きたくなり、蔵王ロープウエイ山頂線に乗って地蔵山頂駅へ上がる。天気はよいのだが1661mの駅舎の外気温度は―15.5℃と冷え込んで、頬や指が痛くなる。カメラを持って屋上の展望所へ上がる。樹氷や観光客の表情などをとらえようと思ったが、屋上での強い風と寒気にさらされ、指がかじかんでシャッターが押せない!。幾度か試みたが2~3度しか押せなかった。
 周囲の木々はすっかり樹氷(アイスモンスター)に覆われ、例年より大きく発達成長して隣の木々とくっつきあって、トンネルや雪洞も出来るほど。今年は見事だ。見物の観光客は多いが、意外とスキーヤーが少ない。しめたとばかりザンゲ坂の狭いコースを滑り下り、続けて樹氷原コース(ユートピア~百万人ゲレンデ~大森ジャイアントコース~大森ゲレンデへ、10kmのロングクルージングを楽しみ、ユートピアから連絡コース~菖蒲沼ゲレンデ~大平コース~上の台ゲレンデへと繋いで滑り、宿に帰る。

◇17日:今日は曇りで風が強い。それでも滑りをやめることもなく昨日と同じコースを滑るが、地蔵山頂駅からの眺めはガスに覆われ何も見えない。早々に下って百万人ゲレンデ~横倉ゲレンデで滑り昼食。トレッキング組に電話して、折角だから記念写真を撮ろうと、待ち合わせ場所を決めて合流。強い風と降りつける雪の中、トレッキングインストラクターの高橋さんにシャッターを押してもらう。
 夕食を済ませて、歩いて10分ほどの、MRC(パナソニック山岳会)一行が宿泊のパナソニックリゾート蔵王に出かける。久保田スキーリーダ、川端トレッキングリーダー、片井会長ほか多くの旧知の人々に暖かく迎え入れられ、美味しい酒を頂きながら歓談、6月の九州合同例会・くじゅうミヤマキリシマ登山の話しまで広がり、交流を深めた。
 今回の蔵王ツアーは、2~3年前から雪山歩きを計画したいと思っていたが、九州では降雪のタイミングがなかなかなくて実現できなかったが、最近では蔵王、志賀高原、磐梯山、上高地などスノーシューによるトレッキングがガイド付きで普及しており、容易に参加することが可能となっている。
 初の試みであったが、雪や天候の条件も良く楽しく体験でき、非常によかったと思う。もっと多くの人が参加できるような企画も必要だろう。 (藤井哲夫 記)                                 【写真撮影 :藤井哲夫
酢川温泉神社に参拝
特大の“かまくら”
青空に樹氷が映える 蔵王山頂駅の観光客
ゴンドラは大忙し アイスモンスターが
埋もれたお地蔵と賽銭箱
樹氷をバックに
機窓から富士山が

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