(メンバー)
松九会登山クラブ:藤井哲夫、澤田眞次・律夫妻、信岡雄蔵、小金丸和夫、(元木政彦、原田和夫…1日目のみ)
まいづる山岳会 :井上孝、石内美佐子
(コース)
12日(土):大野城7:30=9:05由布岳正面登山口P9:10…9:20日牧場柵入口(日向岳自然観察路分岐)…10:30東峰登山口分岐…10:50日向岳山頂(1085m)…11:10日向越(東峰登山口分岐)…12:10由布岳・東峰山頂(昼食)13:50…14:10マタエ…障子戸…14:25由布岳・西峰山頂14:35…14:55マタエ15:00…牧場柵入口…ニホンサクラソウ群生地(登山口横)…16:27正面登山口P=湯布院温泉宿いよとみ荘(泊)
13日(日):鶴見岳登山口P9:40…10:25御嶽権現社宝塔10:35…12:30一気登山ゴール(休憩所・避難小屋)…12:37鶴見岳山頂12:45…13:00昼食13:25…13:30ロープウェー駅13:40(ロープウェー)=13:55登山口P=湯布院温泉・庄屋の館=
13日(毎年4月の第2日曜日)は「海抜0m→1375m べっぷ鶴見岳一気登山大会」が開催されていて、昨年参加したという小金丸さんから“計画していきませんか”と誘われ、急きょ計画に入れた。せっかく行くのなら由布岳山麓の“ニホンサクラソウの群生”も見頃かなと思い、前日に由布岳に登ることにした。
べっぷ鶴見岳一気登山大会は、海抜0mの別府SPAビーチから鶴見岳山頂まで、全行程12kmのフルコースはタイムを競う「いだてん天狗タイムレース」と、のんびりマイペースで歩く「のびのびさくらウォーク」の2種。これに前半の約8km(別府ロープウェー鶴見岳レストハウス(550m))までの、家族向け「Go,Go,Go,ハーフウォーク」が設定されている。「いだてんレース」は先着200名が一気に山頂を目指すもので、過去の大会記録はなんと先着千名で、山頂まで平均5時間だとか…。 (藤井哲夫 記)
●1日目は由布岳に登る。由布岳正面登山口に車を停め広々とした草原を歩き始める。野焼きされた跡からは可憐なキスミレ(黄菫)がたくさん顔を出している。日向岳自然観察路分岐から右に進み日向岳を目指す。途中、アセビ(馬酔木)の花がところどころ目に付いた。日向岳は林の中で展望が全く利かない。昔は日当たりの良い山だったのかも知れないが…。
東登山口分岐まで下り、いよいよ由布岳東峰を目指す。ジグザグの急な登りが続き、その後は鎖場もあり慎重に登る。東峰山頂からの展望は少し霞んでいたが、いい天気に恵まれ気持ちの良い昼食時間となった。
マタエに下りて西峰を目指す。鎖を頼りに大きな岩を登り山頂へ、下りも用心して降りる。マタエから登山口までは下る一方の楽な道程だが随分長く感じた。登山口の手前で左へ道を変えニホンサクラソウ群落地へと足を伸ばす。しかしまだ葉っぱが出たばかりで、花が咲いたものは一つもなかった。残念…。
湯布院の宿に向かう。別府で大正9年に創業し、昭和3年に今の湯布院に移転したという歴史のある宿「いよとみ荘」に泊まる。 (原田和夫 記)
●2日目は鶴見岳に登った。当日は一気登山で別府の海抜0mから頂上の1,375mまでを、走って登るグループと歩いて登るグループがあり、走る人は200名程度、歩く人は3,300くらいまでのゼッケンをつけた人たちがいた。
我々はロープウェイの駐車場からなので海抜500mぐらいからの登りとなる。コースには一気登山のために高度50m毎に標識があり助かるのだが、一方走って登ってくる人達に道を譲りながら歩くので、意外に時間を取られた。登山道は途中に御嶽権現があったり、ポイントごとに一気登山の役員の方が居られたりで、賑やかな雰囲気の中を登ることができた。頂上が近づくに従い霧が出だして、展望は望めそうにない。頂上直下の休憩所横が一気登山のゴールになっていたが、頂上まで整備された道路がついている。頂上からは濃いガスで何も見えないので、写真だけ撮り、少し下って昼食。食事が終わる頃に小雨が降り出し、ロープウェイで下山することにした。
見下ろす山肌には新緑と、ちょうど満開のヤマザクラの花が美しく映えていた。
下山後は湯布院の「庄屋の館」でコバルトブルーの温泉に浸かり疲れを癒した。 (澤田眞次 記)
【写真撮影:1日目 原田和夫】
:2日目 澤田眞次】
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