2007年6月4日(月)

八経ヶ岳(1,915m)

 

3日に山上ヶ岳から下山し、早めに天川村の民宿に着いた。濡れた雨具を干したり、荷物を片付けたりして一休み後、せっかくだから近くを散策する。

先ずは天河弁財天にお参りしたが、ここは役の行者が大峰開山の時拠点にした所であり、芸能の神様、日本三大弁財天の一つとのこと、又、弥山の頂上の社はここの奥の院と言うことだった。ともかく歴史と格式があるらしい。

更に足を伸ばし、御手洗渓谷を訪ねる。いきなり急な階段の散策路を登る。谷は急峻で大きな岩が狭い谷を埋めその隙間を水が縫うように右に左に滝となって落ちている。今日は歩き足らなかったのか、皆どんどん登って行くが、ずいぶん長く急な散策路なので途中で(散策路の一番見応えのある所のごく一部を見た)引き返した。紅葉の頃又来たいと思いながら。

翌日は行者還トンネル西口に車を止め大峰奥駈け道へ直登する。早速ミツバツツジ、シャクナゲ、ゴヨウツツジ(シロヤシオ)等の花々が迎えてくれる、中でもゴヨウツツジは大きな木にぎっしり白い花をつけ、「こんなん九州では見れん!!」と感激する。奥駈道に入ると1時間程度なだらかな道となり、花を楽しみながら歩く。聖宝の宿跡に着くと理源大師の像が迎えてくれる、ここから聖宝八丁をあえぎながら登ること、およそ1時間大きな弥山(みせん)小屋の横に出た。小屋の南側はコケとバイケイソウが美しい。

一息入れて八経ヶ岳へ、オオヤマレンゲは高い柵で保護されており、登山者は柵の扉を開いてオオヤマレンゲの林を横切るようになっていた。残念ながら花はまだ蕾でした。頂上では、我々を待っていたかのように青空になってくれた。近畿最高峰の看板の前で記念撮影。

 帰りは弥山の頂上へも寄り、弥山小屋のベンチで昼食後花を見ながらの下山、この後伊吹山までの移動があるのであまりゆっくりはしては居られない。    (澤田眞次 記)

                     

参加者 : 澤田眞次、佐藤直之安永憲男、井上 孝、石内美佐子、(松下電器山岳会…小林絹子)


                                        写真・(sa)-澤田さん、(ya)-安永さん   

                

弁財天社 (sa)

御手洗渓谷 (sa)

 

 

明日成功を祈念して (ya)

登山口 (sa)

登山口 (sa)

ミツバツツジの下を登る (sa)

一時間で奥駈出合 (sa)

ゴヨウツツジ (ya)

ゴヨウツツジ (sa)

 朝霧の中を登る (sa)

 聖宝の宿跡 (sa)

弥山への登り (sa)

弥山小屋 (sa)

 八経ヶ岳へ (sa)

サンヨウカ (sa)

オオヤマレンゲは高い柵の中 (ya)  

八経ヶ岳頂上 (sa)

弥山からの八経ヶ岳 (ya)

弥山 (sa)

弥山頂上 (ya)

ミツバツツジ (ya)

新緑の中を下る (ya)

ゴヨウツツジの下で (sa)

駐車場近くの橋 (sa)