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馬ヶ岳(ウマガタケ 216m)・馬ヶ岳城跡 <福岡・行橋> 新年登山と懇親会  2014年1月19日(日


(メンバー)野田h、信岡、澤田s、澤田r、浜地、平原、後藤m、後藤h、林、藤岡、藤井、(石内、友清、児玉、 徳永、
                 野田s、左座、宮内)

  博多駅から八木山バイパスを通り烏尾トンネル、新仲哀トンネルを経て、行橋からみやこ町の犀川花熊の二児(フタゴ)神社鳥居前で下車。この二児神社は、その昔城主の妻がなかなか出産しないので、社前の双石に触れて無事に双子を出産したと云う伝えから、安産の神様として信仰を集めて広く親しまれ、各地から祈願に訪れる人が絶えないと云う。真っ直ぐに伸びた石段を登り拝殿に参拝、左の登山道へ入る。登山道は偽木の階段や石段など急な登りが続く。やがて稜線の三差路に出て左へ、山頂へ向かう。石段を登る途中に「横堀跡」の標識を目にするが、そのまま石段を伝って登り山頂(一ノ岳)・本丸跡へ。所々白い雪が残っていて、はらはらと雪も舞っているが寒くはない。山頂には室町時代の城主であった新田氏の大きな表忠碑がある。

 山頂の祠にお神酒を供え、昨年の安全登山を感謝し、新しい年の更なる安全無事の登山を祈願。山頂広場は周囲の樹木が伐採され展望が良くなっている。伐採跡は新しく、官兵衛様へのあやかりか?眼下に目を移すと京都(ミヤコ)平野の先に、平尾台をはじめ西から東に山々が横たわっている。貫山、福智山、障子ヶ岳、大坂山(飯岳山)など過去に登った山が見渡せる。香春岳1~3も目の前だ。踵を返して二ノ岳(二の丸跡)へ、展望台とも言われていた平坦な小広場も、手入れされている。少し休憩して先の下り道へ、その先にもう一つの展望の良い小ピークがあり、岩の上や丸太のベンチに座り昼食タイム。1月にしては暖かく心地よい。ここも官兵衛さんの所縁か、大きな岩の前に「太閤岩」「官兵衛岩」「又平衛岩」と書かれた、真新しい標柱が建てられている。(些かやりすぎでは?)

 下りには、この城跡の土塁・横堀・畝状竪掘群・居館推定地などにも足を入れたかったが、最初の土塁・横堀跡が荒れた竹林の中にあり少しだけ見学して、枯れ竹などヤブ状の下りを歩くのにはうるさいので、普通の登山路を下った。近辺には臨時の駐車場やトイレも整備され、多くの登山者に出逢った。歴史の先にはロマンもあり、ふるさとの山を見直すために足を向けることは、大切なことであるが、ただのブームで終わらないようにしたい。

 今回は「歩こう会の野田弘信」さんに参加いただき、「馬ヶ岳と官兵衛」について、レクチャーしていただきました。有難うございました。

●新年懇親会
下山後、福岡に戻り博多駅近くで、新年懇親会を開催しました。
安楽、井上、藤井k 懇親会のみ参加

※御所ヶ岳・御所ヶ谷神籠石へは、いずれ再度計画をします。                   藤井哲夫 記


                                                           【写真撮影:澤田眞次】

二児神社前で登山準備 参道が登山道です
それぞれ参拝を済ませました いよいよ登山道です
登山道はよく整備されている 左が最高峰です
最後の登りです 頂上には新田氏の表忠碑がありました
松山城跡等を展望する
野田さんより官兵衛の城攻略のルート説明を受ける 今年の安全登山を祈願する
新田氏の表忠碑の前で
馬ヶ城跡の言われ
下山して二の丸へ 二の丸への登り
ここは四等三角点です 二の丸からの展望を楽しむ
京都(みやこ)平野の展望 貫山を背に貫神が祀られている
二の丸を下山する 展望台から見た本丸と二の丸
ここで昼食です 下山です
竪堀群を見学 本丸と二の丸を望む
博多阪急屋上の鉄道神社にも参拝した 今年も元気に登れることを祈念して

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