角埋山 (つのむれやま 576m)
〈大分・玖珠〉
2014年 11月 16日(日
) 晴れ 貸切バス
(登山メンバー) 野田(弘)、信岡、浜地、風間、伊藤(利)、澤田、澤田゜、林゜後藤゜、藤井、
(石内゜、野田、榊゜本間゜) 15名
(観光・散策) 藤井゜、野林゜、辻゜、田口゜、松川゜、東゜、半田゜、7名
くもり空だが晴れを期待して出発。玖珠ICを下り道の駅〈童話の里くす〉で休憩し、登山口の三島公園駐車場へ。広い公園を横切って末広神社への参道(大きな岩の石畳道)を登って行く。神社の境内には[日本一]と標示された大きな〈手水鉢・ちょうずばち〉があり、また鎮西八郎(源為朝)が集落を一つ隔てた大岩扇山(おおがんせんざん 691m)の頂上から角埋山麓の石を射抜いたと云う伝説の大石も残されている。
拝殿の右奥からが登山道で、右手に竹林を見て少し下って登ると、角埋遊歩道の標識があり、コンクリート舗装の急な坂が真っ直ぐ延びていて、結構きつい登りである。続いてまたコンクリートの階段道となり、足が疲れ衣服調整を兼ねて一休みをとる。石段が終わりジグザグに高度を上げてゆくと、前方に石垣が見えてきた。道標に左:三ノ丸駐車場、右:山頂・角埋神社を示している。
この山は三方を急峻な斜面で囲まれ、切り立った険しい岩盤が路出している。これを利用し戦国期に山城〈角牟礼城〉が築かれ、頂上は平らで天然の要塞として難攻不落を誇った。この石垣は三ノ丸の城壁でもあり、規模も大きい。搦手門跡や二ノ丸跡、崖の奥まったところに井戸曲輪跡があり〈角牟礼城不落の水〉の標識。この山城には上部に清水が湧き、飲料水を得られたことが落城しなかった所以とか。間もなく本丸跡に着く。ここが頂上だが山城が築かれていただけに、さすがに広い。
草原状の広場に三々五々、程良い場所をとり、青空の下秋の日差しをいっぱいに受けながら、ゆっくり弁当を開き昼食。南側に万年山や伐株山、風力発電の鏡山、広場の北端に〈隅櫓跡〉〈土塁〉などの標識もあった
戻りは一旦往路を暫く下り、焼不動・森の小径コースへ回り道を行くが、垂直に切り立った高い崖が続き、岩道も落ち葉で埋もれ足場に気をつけながら崖下の焼不動に出た。さらに下ると右下の狭い岩穴に〈針の耳〉があり潜って行く人もいたが、悪人は通れないと云うことだか、皆通過できた。道もだんだん歩きやすくなり快適に下って登山口の三島公園に帰り着き、久留島庭園、童話の里を下ってバスへ。 報告 藤井哲夫
【写真撮影:澤田眞次】
三島公園がスタートです
15名で登ります
御長坂
きれいに石が敷かれた御長坂から登り始めです
御長坂は曲った先にも続きます
末廣神社に着きました
末廣神社の紅葉
末廣神社境内の銀杏
山頂を目指して
三の丸への登り
三の丸にて
三の丸からの展望
櫓跡
頂上にて昼食
頂上にて
下山です
中腹の紅葉
穴太(あのう)積の石垣
焼き不動
月見岩
針の耳の上
針の耳の説明
針の耳の下部
下山してきました
スタート地点に帰ってきました
城下の古い町並み