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赤城山(黒檜山、地蔵岳)〈群馬県・前橋〉,筑波山(男体山、女体山)〈茨城県・つくば〉
実施日: 2013-11-18~21


  メンバー: 澤田、澤田R゜友清゜石内゜林゜

 パナソニック山岳会・関東より「筑波山へ行かないか」との誘いを受け大阪のメンバーとも一緒に行くことにした。筑波山は百名山の一つでもあり。紅葉の時期でもあり期待できるのだが、ここだけでは面白くないので、やはり百名山である赤城山へも行くことにした。

18日 地蔵岳(1,674m)
 朝早く福岡を出て、昼前には前橋に着いた。ここからはタクシーで赤城山迄入る。昼過ぎには地蔵岳の登山口に着いた。コースは日没が早いので早く行動できるよう、東の登山口(見晴山登山口)から登り、西の八丁峠へ下ることにした。登り始めはクマザサの中の緩やかな登りだが、登るに従って石がごろごろし先週降った雪が残っている、周りのダケカンバなどの木々はすっかり葉を落とし、遠くの景色も良く見えるようになっていた。頂上は広くアンテナが多く立っているが、ピーク近くに地蔵さんが沢山祀られていた。展望も良く南には明日登る黒檜山(くろびさん)と駒ケ岳が見え、下には大沼が望めた。下山は木の階段を八丁峠を目指して下った。途中、高い位置に小沼が水をたたえているのが見えた。                                                                                               (写真と文 澤田眞次)
                     

前橋駅から10km位のところに早くも大鳥居が 登山口に着きました
ここから登るのだが、「熊に注意」 ふかふかの落ち葉を踏んで
クマザサの中の登りやすい道です 先週降った雪が残っている
頂上は一等三角点です 明日登る黒檜山と大沼を展望する
地蔵岳山頂にて 地蔵さんが沢山有ります
大沼と黒檜山と駒ケ岳 下りは木の階段です
高い位置に小沼も見えます 間もなく八丁峠です
ここからスキー場を目指して下ります 舗装道まで下りてきました。左は白樺林です
今宵の宿です 明日の成功を祈願して


19日 黒檜山(くろびさん)(1,828m),駒ケ岳(1,685m)
今日も快晴だ。宿から登山口まで送っていただき、黒檜山の直登コースを登ることにした。いきなりの急登だ、雪解け道がぬかるんでいたようだが、寒さで凍りついて滑りにくくなっていて助かる。石がごろごろしている道だが、登るほどに周囲の景色が開けてきて慰めてくれる。登山口から1時間30分で頂上に立てた。更に歩を進めて展望所まで行くと西の方に日本アルプスが真っ白な姿を見せてくれた。
 一旦頂上まで戻って、駒ケ岳を目指す。途中「黒檜山大神」が祀られた神社にお参りする。更に下って駒ケ岳へ、気温が上がってきて、足元がぬかるんでくるので、滑らないように注意が必要だ。進行方向に富士山が見えるのだが、少し霞んでいて見えない。左には明日登る筑波山がきれいに双耳の姿を見せてくれている。駒ケ岳頂上には小さな小さな標識があるだけだったが記念撮影をする。下山は木の階段が凍っているので慎重に行く。稜線を離れると急坂に金属の階段が有って安全に下れる。昼前に下山し午後は赤城神社に参拝し、覚満淵の散策、ビジターセンターで勉強し、15時過ぎのバスで、前橋に帰り温泉で疲れを落とした。


おかみさんの説明を受けながらの朝食
朝の黒檜山
登山口で準備体操を 霜柱がぎっしり
石が多く歩きにくい登りです 朝日に映える地蔵岳と大沼
残雪を踏んで 稜線に出ました。頂上まであと5分です
山頂に着きました アルプスの山々を展望する
頂上から5分程の所に「黒檜山大神」が祀られている 黒檜山を下りて、駒ケ岳へ
右に地蔵岳、中央の小沼の上に富士山が見えるはずだが残念 凍結していたぬかるみ道が解けてきた
明日登る筑波山が見える 駒ケ岳頂上にて
急な下りは階段になっていた 下山しました
赤城神社へ参拝しました 覚満淵を散策する
覚満淵の湿地帯 赤城公園ビジターセンターにて


20日 筑波山・男体山(871m)
 朝に前橋を出発して午後は筑波山・男体山に登ることにする。登山に不要な荷物は、つくばグランドホテルに預けて、ケーブル駅近くの登山口へ移動、周囲のモミジは今が盛りと真っ赤になっている。登山道はよく整備されていて歩きやすく1時間ほど歩くと、男女川(みなのかわ)の源流に出た。水の流れはほとんどなかったが、百人一首の「筑波嶺の峯より落つる みなの川 戀ぞつもりて 淵となりぬる」の歌を思い出す。ケーブルの頂上駅まで登り、少し待つと関西、関東の皆さんもケーブルカーで登ってこられ、久々に懐かしいお顔を拝顔する。挨拶も程ほどにして男体山に登った距離は短いが結構登りにくい道だった。
頂上では、神社の方にシャッターを切ってもらっての記念撮影ができた。
 その後 散策路の間宮林蔵が祈願したという立身岩に登って、我々も立身を祈願した?
更に「大石重ね」を見に行く、小石を持って登山して、ここに積み上げたものと言われている。下りはケーブルカーを使った。夕食は親睦を深め楽しいひと時を過ごすことができた。
 

しっかり朝食を食べます
今日泊まるホテルに荷物を預ける
紅葉が盛りです 本殿にお参りして
ここが登山口です 根っ子道を登る
横をケーブルカーが登っていきます 男女川(みなのかわ)の源流です
ここで一休み 御幸が原(ケーブル山頂駅)に着きました
懐かしい関西、関東の仲間と合流しました 男体山を目指す
意外に急登です 山頂に着きました
筑波男大神を祀る頂上神社前での記念撮影
間宮林蔵が祈願したという立身岩 大石重ね(願い事を書いた石も沢山有った)
大石重ねのいわれ 下山はケーブルカーで
見事な紅葉です 関東、関西の方と親睦を深めました
記念撮影です

21日 筑波山・女体山(877m)
 今日も快晴だ、ホテルの窓から富士山や東京スカイツリーも見えている。今日はケーブルカーで御幸が原迄登って女体山と、おたつ石コースの奇岩を楽しみながら下る予定だ。
 一番のケーブルまで時間があるので、ホテル近くを散策しながら、ケーブル駅まで移動した。旧郵便局では古い建物がよく保存されていて、向かいの家から80歳を越えた元局長が説明をしてくださった。ケーブルカーの周囲のモミジも良く紅葉していた。
御幸が原から女体山までは少し下って最後は急な階段になっている。途中セキレイが男女の道を説いたというセキレイ石や、ガマに似たガマ石などの奇岩を見ることができた。
 女体山のピークは狭い岩で、ここが筑波山の最高峰だ。少し他の登山者に迷惑をかけながら記念撮影をした。下りは、しばらくは急坂で慎重に下る。急坂が終わった所に大仏岩があった。ここで小休止した後、我々は帰りの便の都合で皆さんと別れて、先に下ることになった。
 登山道にはその後も北斗石、裏面大黒、出船入船、陰陽石、母の胎内くぐり、高天原、弁慶の七戻りと言った奇岩を見ることができた。ここを過ぎると道も歩きやすくなり、つつじが丘高原まで下り一休み後、ロープウェイ乗り場まで下った。
昼食後ホテルで荷物を貰って帰途に就き、21時過ぎには自宅に帰ることができた。

朝の富士山
旧郵便局を訪問
ケーブルカーで登る
周囲は紅葉しています
準備体操を入念にします
いよいよ最高峰の女体山を目指します
この石の上でセキレイが男女の道を説いたという
ガマ石です
女体山山頂にて
記念撮影 いよいよ下山です
大仏岩です ここから別れて先に下山します
北斗岩です 裏面大黒岩です
出船入船です。小学三年生が沢山登ってきました 陰陽石
母の胎内くぐり 弁慶も七戻りしたという弁慶の七戻り
弁慶の七戻りの前で ツツジが丘高原まで下りてきました
さようなら筑波山

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