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神岳(とがみだけ 1152.2m) 大分県・日田    2009年4月18日(土) 薄曇り


津江山地の名峰の一つで、北西にある釈迦岳と権現岳(御前岳)とを合わせ、津江三山と呼ばれる。渡神岳は特徴ある円錐形の頂上を立てた上品な山容であり、御神体としての風格がある。ツクシショウジョウバカマを求めての登山であったが、今年は暖かく大部分の花が盛りを過ぎていた。ツクシシャクナゲの方はまだまだ花期には至っていない。それでもミツバテンナンショウ、エイザンスミレ、ユキザサ、ヤマエンゴサク、シロバナネコノメソウ、サバノオ、ミヤマシキミなどの花々に出会えました。

  
(メンバー) 
   松九会登山クラブ  :
藤尾明、村上直人、藤井哲夫、澤田眞次、宮脇彪、林大四郎、佐藤直之、原田和夫、
                
大宅道雄
   福岡まいづる山岳会:石内美佐子、児玉かめ子、澤田律、友清節子、岡田博美、(小野真弘)


(コースタイム)
   9:40椿ヶ鼻ハイランドパークP登山口10:08…11:04地蔵様峠…11:25シオジ林…12:40渡神岳山頂13:20…林道…13:42シオジ林…14:23林道…14:50地蔵様峠…15:30登山口

 登山口には大きな標識があり明瞭だが、登って行くと杉の木の左手に赤テープがあり踏み跡もわずかだがついている。躊躇なく左へ入る。ツクシショウジョウバカマの花の群落があるというので来たが、今年は花の咲き具合が早く、一株だけ5〜6輪の花をつけ、あとはほとんど茶色っぽくなっていた。登り詰めて行くと左にルートがあるが下って行く感じで、分岐に戻り直進する。だんだん怪しくなってヒラキ坊主からの道か?やむなく杉林の尾根に出て下方を見ると舗装林道が上がってきている。地蔵峠につながる道だと思い、急な杉林を下ると右方向に作業道がある、それを伝うと舗装道に出た。地蔵峠は“峠”だから上の方にあると登っていくと「あった」「出た」の声。お地蔵様が祀られている。ここで舗装は切れ砂利道となっていて、右から下りて直進するのが正規の道。

 地蔵峠からは緩やかな尾根を進むと“わらび”がそこここに顔を出している。しばらくして未舗装道路に出て、目の前の取りつきから自然林の尾根上がりとなり、正面を右に巻ながら谷間を越えると瑞々しい新芽のシオジ林に着いた。(シオジは日本特産の水辺落葉広葉樹で原生林は少なく貴重)。一休みして、いよいよ最後の急登に取りつき一歩一歩急な木段に喘ぎながら、やがて平坦地に出て山頂に到着。山頂は狭く先着の10数人のパーティから場所を譲って貰い記念写真。日陰を求めてランチタイム、シャクナゲはほんの少し蕾をつけていた。        (藤井哲夫 記)

 

【写真撮影:原田和夫】

 

椿ヶ鼻ハイランドパーク駐車場で登山準備

渡神岳登山口の標識を確認して出発

林の中を進む

ツクシショウジョウバカマは花期を過ぎていた

急坂を下り

急坂を登り

舗装道路に出た

ミツバテンナンショウ(三つ葉天南星)

地蔵様峠に出ました

地蔵様が祀ってあります

まだまだ先は長い

エイザンスミレ(叡山菫)

ユキザサ(雪笹)

シオジ林の標識あり

ヤマエンゴサク(山延胡索)

シロバナネコノメソウ(白花猫の目草)

サバノオ(鯖の尾)

ミヤマシキミ(深山樒)

尾根道を山頂へ

やっと山頂に着きました
児玉さんの知り合いのグループがいました

渡神岳山頂で記念撮影

山頂からは万年山が見えた

雨乞いの神様を祀った石の祠

頂上より少し下って木陰でランチタイム

下山開始

帰りも登りが続く

来るときにだいぶ下がったので、その分登りも多い

振り返れば先程までいた渡神岳山頂が見える

先を急ぐ

地蔵様峠到着

朝来た道と違う道を行こう

だいぶ疲れが出てきて足どり重く進む

登山口が見えてきました
向こうに釈迦ヶ岳が見える

登山口到着

 椿ヶ鼻ハイランドパークで風呂に入り帰福

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