(メンバー)
松九会登山クラブ : 藤井哲夫、藤尾明、西川光明、信岡雄蔵、佐藤直之、大宅道雄、澤田眞次、
澤田律、
(忘年会のみ) 柴田恭輔
福岡まいづる山岳会
:井上孝、友清節子、石内美佐子、
(忘年会のみ) 柴田明子、藤井和子、中馬一枝、甲斐道代
今年の忘年登山は天山に登り、小城温泉で忘年会をした。
七曲峠より縦走路を東へ向って登る、冬枯れした登山道は歩きやすく快適に登れる、周りには赤い実をつけた木々が
寂しい景色にアクセントをつけてくれていた。一時間余り歩くとなだらかに草原になるため風当たりが強く、冬山の実感がわいてきた。頂上は展望がよいのだが、風当たりが強く弁当も食べる気になれず、早々に記念写真を撮って下山した。頂上より20分程度下ったところで風を避けて、少々遅めの食事になった。
下山後は小城に移動し、須賀神社でこの一年の安全に感謝してお礼のお参りした。お参り後は羊羹のお土産を買い、お茶をよばれて、疲れを癒した。
夜は登山に参加できなかったメンバーも加わって忘年会。この一年の思い出や、来年の思いも込めた会話もあり、楽しいひと時が過ごせた。その後、中国、チベットなどのトレッキング報告のスライド映写を楽しむ。
翌日は、大和町名尾の和紙屋さん見学、名物の干し柿の見物と撮影なども楽しめた。
思い出に残るいい締めくくりの例会になった。
(澤田眞次 記)
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
(コースタイム)
三瀬トンネルコース/高速長崎道コース=11:00七曲峠登山口P11:10…12:45天山山頂12:55…13:15昼食13:40…14:55七曲峠登山口P15:00=15:20小城温泉開泉閣
忘年登山に相応しい薄曇りの冬空模様である。2つのコースで出発し七曲峠(石体越)登山口に合流し、道路脇に駐車(5〜6台可)。登山口は彦岳との縦走路の中間点で彦岳は左の尾根へ、天山は右の尾根へ取りつく。荒れた杉の植林の中を進み、30分程で雑木林になるとサルトリイバラやヒヨドリジョウゴの真っ赤な冬空に映える。徐々に登り坂で滑りそうな石道である。
尾根を上がると広大な草原が広がりミヤマキリシマが点々と続き、開花時期にはお花見ができるのでは?。案内板にキボシやオキナグサ、トリカブト、マツムシソウなど自生しているとのこと。山頂には南朝の忠臣・阿蘇大宮司惟直を祀る大きな墓碑があり、緩やかな草原で遮るものがなく眺望は良いのだが、今日は生憎の空模様で残念。しかも風が強く気温も下がり雪でも降りそうな寒さの中、タオルで頬かぶりして写真に納まる人も…。山頂での昼食は諦めて長居は無用と早々に下山する。お昼はとっくに過ぎているが、風を避けれる土手下まで下り昼食。下るにつれ天候も安定し穏やかな冬日の中下山し、今日の宿泊地小城温泉へと車を走らせる。
今年も無事に山行きを終える。年々会員の参加が厳しくなり、一層の寂しさを感じています。
(石内美佐子 記)
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
◆忘年・納山登山の夜の部は…
「天山」に登り15時過ぎに小城温泉『開泉閣』に到着。荷物を置いて旅館の裏山の須賀神社へ向かう。下から仰ぎ見ると300段くらいはあるかと思われる急な石段を登り(数えたら146段)、今年一年無事に登山が出来たことのお礼と、新しい年の安全登山を祈願する。宮前の有名な小城羊羹「村岡総本舗」に立ち寄りおみやげを求め、資料館を見学し美味しいお抹茶で羊羹をいただく。16時半に宿へ戻り18時からの忘年懇親会までの間に、ゆっくり小城温泉のお湯に浸かり山登りの汗を流し、またこの1年間の疲れを癒した。
18時から参加者16名が集い、まず藤井会長より「今年無事に事故もなく納山できたことの感謝と、新しい年も北九州市の戸上山からスタートします」の挨拶と乾杯で宴会が始まり、珍しく鯉のあらいや鯉こくの料理に舌鼓を打った。特に煮物が美味しくてアルコールが進んだ。宴もたけなわの頃、床の間に飾ってあった「百年三萬千朝」の毛筆書の解説についてさまざまな見解が飛び交い、笑いの渦となり「これだけ話題になり、これを書いた作者も本望だろう…!」などと勝手に理屈をつけ、年を忘れず時間を忘れた「忘年会」になった。
部屋に戻りチベット登山旅行のスライドショーを井上さんの博多弁によるユニークな説明に、すばらしい光景をながら腹を抱えて大笑いをした。みんな笑いの中に雄大なチベットの山々、料理、建物など一枚一枚の写真に見入っていた。今年登った山々のスライドもあり、終わったのは23時近くだったと思う。
(佐藤直之 記)
【写真撮影:澤田眞次】
|