(メンバー)小金丸和夫、西 儀務、大宅道雄、藤岡敏子、藤井哲夫、(小野真弘、友清節子、藤 俊正)
(コースタイム)博多駅7:50=筑紫野IC=9:03御船IC=カシバル峠・スキー場リフト下=12:25ゴボウ畠登山口P12:30…12:59白岩峠・杉越(昼食)13:33…13:54シカ防護ネット…14:00白岩山岩峰(1610)14:15…14:36霧立越分岐…14:45水呑みの頭(白岩山山頂)折返し14:55…14:59霧立越分岐(縦走路)…15:32白岩峠・杉越…15:50登山入口…15:57五ヶ瀬川源流…16:05登山口P=バス帰路=18:13御船IC=
梅雨も明け青空が広がった。参加者8名、貸切バスかマイカーかと迷ったが4時間も走っての登山は、帰りの運転が厳しい?とバスにした。
登山口スタートが12時半となり、予定の向坂山をキャンセルして、いろんな夏の花が咲く白岩山への道をとる。登路には木屑のチップが敷き詰められ足に優しい。道端には白いナツツバキの花が散り、おしいかな見ごろを過ぎていた。赤い木肌のヒメシャラやブナ、ミズナラの巨木など自然林も多く、風に揺れる緑の葉が涼しげである。標高が1500~1600だけに実際の気温は20℃!。吹き渡る風がひんやりとして心地よい。
近年シカの食害が問題視されているが、至る所にネットが張られ、山や森や植物を護る費用も労力も大変なものであり、人と自然と野生動物との共生は難しい問題である。
白岩山の岩峰付近は石灰岩が連なり、豊富な野の花が咲き「白岩山石灰岩峰植物群落」として県の天然記念物として指定されている。今日は花の先生・報道カメラマンのH田さんが参加していないので、T清先生に解説願う。クルマムグラ、ギボウシ、キヌタソウなどなど、ヤマボウシもまだ頑張っていた。7月にはウスユキソウも咲くというし、ほかにも書ききれない(私が知らんので) ほどの夏の花のオンパレードである。どこかアルプスの2~3000mクラスの山歩き(お花畑)を思わせる。
中でも白い岩溝に咲くキリンソウの鮮やかな黄色が際立って美しかった。遠くに九州山地の盟主、国見山(オオグルミ)や、向霧立山地が雄大な展望を見せている。記念写真に収まって、本当の白岩山(水呑みの頭)へと歩を進める。霧立越への縦走路を標識に沿って左折、ほどなく本来の白岩山山頂(三等三角点)に着く。“水呑みの頭”の由来は、この山頂より下ったところに水場があり、その水場の上(頭)を意味するようだ。
少し休んで引き返す。登山入口に着くとバスの運転士がペットボトルを手に“このすぐ上に冷たく美味しい水がある”というので、皆そのまま林道を登る。そこには「五ヶ瀬川源流」の標識があり、滔々と清澄な水が溢れんばかりに流れ出ている。口にすると冷たく美味しい!。ぬるくなったボトルの水を捨て、この清水を汲む。
帰りに「ごかせ温泉・木地屋」に寄ったが「60名もの団体が入っているので」と断られて引き返すが、時間も遅く道中も長いので温泉は諦めて帰る。 藤井哲夫 記
【写真撮影:小金丸和夫-K】
:友清節子-T】
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