2006年6月3日(土)

皿倉山(622.2m)  福岡県北九州市八幡東区・西区


  (メンバー)  松九会登山クラブ :風間廣雄
        福岡まいづる山岳会:
笹田有功、野村澄子、伊飼順子、柴田明子、
                 
石内美佐子、
                 

  (コースタイム)
  天神バスセンター8:15小倉行き高速バス=9:15帆柱ケーブル下バス停…9:50表登山口…10:45権現の泉…11:10花尾山…12:05ビジターセンター(旧山ノ上ホテル)(昼食)13:00…13:25皿倉山山頂東広場・国見岩…森林植物園・皿倉平…14:38権現山(617.2m)…15:00皿倉平…16:00煌彩の森コースケーブル山麓駅

 天神から小倉行き高速バス「到津号」で1時間、帆柱ケーブル駅下に着く。野村さんは足の調子との相談でケーブルで山頂に行き、12時にビジターセンターで合うことにした。表登山道を五合目の「見巡りの松」から「野鳥の森コース」を経て花尾山へ。梅雨に入ったばかりだが、花尾山(351m)からは何とか眺望が効く。「帆柱 100年の森」「めぐみの森」コースを経てビジターセンターに到着。

 この山域は北九州国定公園・北九州休養林・帆柱森林植物園・帆柱自然公園等の法的な枠組みで保護されているので、国有地の域内は全くの原始の樹相を見ることができる。特に上記の3コースの樹相は見事。5月の花のシーズンが終わっているので、いろんな花が見られないのは残念だった。

 ビジターセンターは旧山ノ上ホテルの廃止に代わって、帆柱自然公園愛護会の森の案内人グループがガイド・登山路の整備等を受け持っている。午後は皿倉山頂を目ざして東回りコースを取ったが、山頂近くで生憎とガスが出て眺望が望めなかったのと、山頂は幼稚園の子供達で満杯だったので素通りして国見岩に下る。

 さらに皿倉山の南面に広がる森林植物園を経て皿倉平(520m)に出る。権現山からの眺望はなんとか遠賀川を望むことができた。山頂には鷹見神社の奥の院があり、その昔、役の行者が放った鷹がこの地に着いたという話がある。

 今回は帆柱4山を歩く予定だったが、どこかで時間の計算が間違ってしまい、全部を歩けなかった。この山の雰囲気を味わうために、地図にない道ばかりを歩いたので、初めての人は何処をどのように歩いたか見当がつかなかったかも知れない。市街地から1時間で深山の雰囲気を味わえる手頃な山なので、また秋の山が静かなときに再度訪れては如何…。
                                              (
笹田有功 記)

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