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 砥石山(といしやま 828m) 〜三郡山(さんぐんざん 935.9m)  〈福岡・宇美〉 2008年10月2日(木) 晴


(メンバー)
      藤井哲夫・和子夫妻、澤田眞次・律夫妻、大宅道雄

(コースタイム)
 =9:00昭和の森P9:10…9:15(左へ内ヶ畑谷ルート)宇美林道14支線ゲート…9:45三郡・砥石縦走路分岐・左直進砥石山へ80分の標識…10:17今屋敷(左・宇美町)分岐(標高649m)…林道を直進したら林道崩壊・大岩など撤去のブルドーザー工事で通行不能、引き返す(20分ロスタイム)…今屋敷分岐手前(引き返し方向から左に)青テープあり左へ10:38…11:20砥石山山頂11:30…(三郡縦走路)…11:50前砥石山(昼食)12:30…12:43内住峡・JR九郎原分岐…12:53右・内ヶ畑コース分岐(782m)(1人掛け黄色ベンチ2脚あり、左へ三群縦走路)…右へ欅谷(つきだに)Aコース分岐…13:10左・内住峡・小河内分岐[前回8月9日下山時の内住峡コースで(?)箇所確認のため藤井のみ同コースへ入り、途中まで下山・登り返して23分ロス、その間待機]13:40…14:10欅谷Bコース分岐…14:25三郡山山頂14:35(往復)…欅谷B分岐14:43…昭和の森・三郡山分岐…林道15:35…15:41欅谷Bコース入口…16:43昭和の森P=

 8月の内住峡〜前砥石山登山で、下山時のルートで疑問を持った[昭和の森/三郡山]と[猫谷]の標識について(会報まいづる草 634号参照)確認したく、砥石山からのルートを歩いた。

 昭和の森からバンガローの建つキャンプ場を左へ進み、欅谷ルート(三郡山へは殆どこのコースを登る)へは入らず、内ヶ畑谷の舗装路林道(宇美林道・初めてこのルートに足を入れ登る)を行く。この周辺は先々年からの水害崩壊の復旧で、工事用の舗装道路も驚くほどにいくつか延びて、谷にも治山・治水のための砂防堤が幾重にも築かれている。

 今日は朝から快晴!暑くなりそうだと思っていたが、さすが秋の爽やかな気候で涼しい風に迎えられ、長い舗装路歩きもさほど苦にならない。登り始めて30分、途中に[三郡・砥石縦走路]分岐の標識があり、右の崖を覗くと鬱蒼とした中にロープの垂直に近い急登!(@後記)。見送って先へ進む。林道の幅は広いが急峻な崖が続き所々岩石の崩落がある。舗装が切れた道筋にはキャタピラーの跡が続き、工事が入っていることを思わせる。途端にトラックがありその先の左に[今屋敷]と小さな板切れの標識。この辺りから右が砥石山への登路となるはずとは思ったが、そのまま先へ行くと林道は下りが続き“違う”と判断。だが、もう少し確認に下るとブルドーザーが停まり、真ん中に大岩がデンと座り周囲は土で遮断されていて引き返す。

 戻りながら先ほどの[今屋敷]標識の少し手前の左、土手の上の木枝に青色のテープが2本、赤が1本下がっているのが目に入る。(登りの時には目に入らなかった?)だが登路の標識はない。赤土の土手には数段の踏み込んだ靴跡があり、“これだ”と躊躇なく入りこむ。落葉樹の落ち葉が積もったふかふかの登路だが、結構急な斜面もありロープや木枝を頼りに登り、空が見え稜線に出たな?と思ったら、そこが砥石山の山頂だった。ショウケ越から来たという先着の男性1人、しばらくして黒い犬と来た男性1人。あいさつを交わし、どこから?と登ってきたルートの質問に応え、一息入れて前砥石山に着き少し下った木陰で昼食タイム。

 さー、これからが今回の課題チェックのルート歩きである。ひと下りして内住峡分岐(先月登って来た)を経て[内ヶ畑]分岐(782m地点)に着く。小さな黄色ベンチが2脚あり、右斜め下りが@へ出る。左斜が三郡縦走路であるが標識がないので、ベンチと前の幹に[三郡山・矢印]を書き込む。縦走路を進み[欅谷(つきだに)Aコース]分岐を右に見て、間もなく左に[内住峡・小河内]の標識。ここが問題の地点で、みんなには待機してもらい藤井のみ確認に入る。だが、すぐに杉林のフカフカした道となり、下っていくとカヤの覆い茂った所に出た。?途中にもあのときの[昭和の森・三郡山][猫谷]の標識はない?…急ぎ縦走路へ引き返して周辺を見回すが、それらしき物も、風景もない。あのとき見たのは何だったのか、何処だったのか?…あの日はメンバーの数人が見ていたのに…何だか錯覚がありそうだが、心のなかでもう一度捜しに登ろうか?と思いながら、今日は諦めて縦走路を急ぐ。

 三郡山手前の[欅谷Bコース]分岐を見送り、三郡山山頂へ登るが先ほどの確認で急いで下り・登りをしたので、いささか疲れて足の付け根の動き(曲がり)が悪い。大宅、澤田さんに遅れて三郡山山頂着、折り返して欅谷B分岐を下る。途中の谷が崩落し相当荒れていて、大きな岩壁には滝状の流れがあり、短いが滑りやすくロープを伝って横切る。下っていくとかなりの所までコンクリート舗装の広い林道が上がってきていて横断し、再び林の中の登路を下り、舗装道路へ出て長くて堅い坂道には足が疲れる。やがて[欅谷Bコース入口]…[頭巾山(とっきんやま)入口]を左に見て、昭和の森登山口に帰着。                               (藤井哲夫 記)

【写真撮影:澤田眞次】

登山口にて準備

昭和の森 砥石山方面へ

昭和の森 吾妻屋の手前にゲートがあった

クサギ(臭木)の実

ここからも縦走路に入れるが直登コースを選ぶ

ミズヒキ(水引)

この付近から登山道に入るはずだが

林道は終わり工事中

頂上近くは、急登

砥石山頂上

前砥石山頂上

木陰で昼食

オオマルバノテンニンソウ(大丸葉の天人草)
別名ツクシミカエリソウ(筑紫見返り草)

9月に登ってきた道

キバナアキギリ(黄花秋桐)

9月に下った道の分岐

ツルニンジン(蔓人参)
別名ジイソブ(爺さんのそばかす)

ゲンノショウコ(現の証拠)
別名ミコシグサ(御輿草)

縦走路を三郡山へ

三郡山にて

昭和の森Bコースを下る

杉林を下る

下りも結構急な道

滝状の流れを渡る

林道に出た

ツキ谷Aコースとの分岐

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