2007年4月10日(火)

大平山(おおへらやま 586.5m)〜貫山(ぬきさん 711.6m) 北九州市小倉南区  

 
 北九州国定公園の中核である平尾台は広大な草原に白い石灰岩(カレンフェルト)が無数に並ぶ羊群原や鍾乳洞、石灰穴(ドリーネ)が独特の景観を見せる。その中にある代表的な大平山と貫山に登る。吹上峠から九州自然歩道を辿り大平山へ、そこから北東に進み四方台、貫山へと進む。ここはいろんな野草に出会うことが出来る。

(コースタイム)
 9:45吹上峠登山口P9:55…10:40大平山10:55…11:35四方台11:43…12:05貫山山頂(昼食)12:46…13:00四方台…中峠…13:40茶ヶ床園地…14:22吹上峠P14:30

 貫山は何度か年間計画に登場したが、その都度天候や交通規制(山火事)等で中止になり、今回平日だったが急きょ企画・実施した。

 平尾台・吹上峠の広い駐車場に停める(平日だが4〜5台の先客駐車)。すぐ前の道路を横切り、目の前に広がる急坂のジグザクと直登を選びながら登り出す。花の山といわれるだけあってホタルカズラ、シロバナタンポポ、センボンヤリなど、春の花々の名前を教えて頂きながら登り、稜線近くの石灰岩の岩の間にオキナグサが数株ひっそりと咲いているのを見つけ、喚声を上げながら写真を撮り、大切に育って欲しいと思った。

 大平山を経て石灰岩の羊群原を抜け、短い坂を登ると四方台。三差路(大平山・貫山・中峠方面)になっていて、そこから長い急坂を登り詰めると貫山の山頂である。広い草原と笹原でツアー組などいくつかのグループが食事中。昼食後の帰路は四方台から中峠へ下るが、途中のガラ場でオキナグサの群落を発見!近郊の山にも多く自生して登山者を癒してくれるのがうれしい。茶ヶ床園地から望む羊群原はすごい!いろんな山野草と出合い、羊群原に圧倒された山行きだった。
                                                        (石内美佐子 記)

(メンバー) 
    松九会登山クラブ  :藤井哲夫、澤田眞次・律夫妻、村上直人、柴田恭輔、末岡照嘉、
                原田和夫、(安永憲男)
               
  福岡まいづる山岳会 :
石内美佐子、児玉かめ子                                         
                    

北九州市小倉南区井手浦の吹上戸峠より登り始める

可愛いホタルカズラが咲いていました

羊群原の中を登っていきます

センボンヤリが咲いていました

これはタカサゴソウです

石灰岩のそばにはヒトリシズカがたくさん咲いています

大平山山頂にて

小休止のあと貫山に向かいます

ヤブレガサの芽吹きが可愛い

あの急坂を登らなければいけません

四方台に着きました

向こうに見える山が貫山です

この急坂を登り切れば山頂です

山頂手前のススキの中に三角点が有りました

山頂には先客がいっぱい居ました

貫山山頂にて

お弁当を頬張ります

山頂からの景色は霞んでいます
手前に見える山は偽水晶山から水晶山です

下山開始

分岐点の四方台に着きました

中峠方面に向かって進みます

大きなドリーネの向こうに大平山が見えます

山肌の綺麗な周防台が見えます

オキナグサが咲いていました

羊群原の中の散策は心地よい

見晴らしも素晴らしい

車道に出て茶ヶ床園地に向かいます

茶ヶ床園地からの景色も素晴らしい

車道を避け散策路を通り吹上峠を目指します

たくさんのトウダイグサに出会えました

車道に出ました
吹上峠はもうすぐです

駐車場に着きました。綺麗なトイレも有ります
                 (写真:原田和夫)