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  奥穂高岳(オクホダカダケ 3,190m) <長野県・岐阜県> 2012年8月8日~9日

   

第3、4日目 (8月8日,9日)
奥穂高岳~上高地
8日: 5時前が日の出時間なので、外でカメラを抱えて早目から待っているが、風が冷たく小屋から出たり入ったり、やっと上がってきたら、薄い曇の中でチョッと期待外れだった。安曇野あたりは雲海ですっぽり包まれている。
 5時35分出発、いきなり梯子と鎖場だ。慎重に登る。鎖場を過ぎると後ろに槍ヶ岳が姿を現した。更に進めると、今度は正面にジャンダルムが見えてきた。昔、あの頂に立った懐かしい懐かしい想いで眺めた。頂上は目の前だが、高度があって苦しい。ゆっくり登り小屋から50分で頂上着。360度の見事な展望で日本の3,000m以上の山は全て見えている。景色を充分楽しみ、記念写真を撮って下りにかかった。
 小屋からの下りは岩が多いので慎重に下るが、ザイテングラード取付まで1ピッチで下ってしまった。下りは花の写真など撮りながら、涸沢小屋のコースを取る。小屋には大きな西瓜が冷やしてあったが、うらめしそうに眺めながら、少し早めの昼食にし、カレーやうどんで腹を満たした。
 ここからの下りは長かった。「本谷橋でコーヒータイムにしよう」と元気付けながら、ヨッチラ、ヨッチラ本谷橋に。少し時間をとって、足を冷やす人(1分も漬けていられないのだが)、頭から水をかぶる人、タオルをぬらして冷やす人。コーヒーで寛いだら出発。
横尾山荘に預けていた荷物をもらって16時徳沢ロッジに着いた。風呂で汗を流し伸びた髭もすっきりさせて、夕食はビールで成功を祝して乾杯。
 9日: 今日も快晴である。快適に河童橋まで歩き、土産などしっかり買って、ウェストン碑など散策しながら、バスターミナルへ。ここ食べたソフトクリームが旨かった。     (澤田眞次 記)


【写真撮影:澤田眞次

常念岳の向こうからの朝日

朝食は卵でスタミナを付ける

この岩場が、今日のコースのスタート

慎重に鎖場を登る

続いて梯子

 最大の難所も過ぎるとバックには槍ヶ岳が見えた

更に高度を上げて

やっと歩きやすい所にきました

正面にどっしり構えるジャンダルム

遂に登頂しました。3,190m
ばんざい穂高
ジャンダルムをバックに
焼岳、乗鞍岳、御嶽山が展望できる
穂高岳山荘を後に下山 お花たち
涸沢小屋を目指して チングルマ
涸沢岳も小さくなっていく 涸沢小屋で少し早めの昼食を摂りました
ヘリコプターが荷揚げしてきました 楽しい雪渓の下り
オオヒョウタンボク キヌガサソウ
やっと横尾に着きました 徳沢ロッジの夕食です
成功を祝して乾杯 お世話になった徳沢ロッジ
今日も晴天 河童橋と焼岳
河童橋にて・・♪穂高よさらば♪
ウェストン碑も見てきました 7色の下界の味
涸沢の花    8月6日~9日 穂高登山で出会った花たち  上高地~横尾~涸沢~奥穂高岳
今回の山行のもう一つの楽しみは、涸沢カールの雪解けの後に出てくる、多くの花を見る事であった。時期的にもよく上高地から横尾、涸沢と入って行くに従って草丈が低くなり、高山植物らしくなって涸沢では一面のお花畑となっていた。穂高までの間に名前が分かった物だけでも54種の花があった。全てを写真に撮れなかったが、その一部を紹介します。 (撮影: 友清節子、澤田眞次
)
アオノツガザクラ イワギキョウ
イワツメクサ イワベンケイ
ウサギギク エゾシオガマ
オオヒョウタンボク オヤマリンドウ
お花畑 キヌガサソウ
クサボタン クモマグサ(雲間草)
クルマユリ ゴゼンタチバナ
シナノキンバイ、ハクサンイチゲ シナノナデシコ
センジュガンピ(千手岩菲) ソバナ
タカネヤハズハハコ チングルマ(花後)
チングルマ トモエシオガマ
ハクサンオミナエシ ハクサントリカブトとイタドリ
ハクサンフウロ ミソガワソウ
ミヤマキンポウゲ ミヤマダイモンジソウ
ヤナギラン ヨツバシオガマ
写真には撮れなかったが名前の分かった花
タカネウスユキソウカニコウモリ、ミヤマウスユキソウ、ヤマホタルブクロ、クガイソウ、オヤマリンドウ、 イワオトギリ、キツリフネ、イワオウギ、ヤマブキショウマ、ミヤマダイコンソウ、ベニバナイチゴ、ズダヤクシュ、ヤグルマソウ、クロクモソウ、センジュガンピ(白)、オンタデ、ツバメオモト(実)、トモエシオガマ、イワレンゲ、イチヤクソウ、ニッコウキスゲ、フジアザミ

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