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西穂・独標(にしほ・どっぴょう)2,701m,焼岳(2,444m)縦走、乗鞍岳(3,026m)
実施日: 2016-8-2~8-5


参加者:澤田、SL大宅、澤田R゜友清゜石内゜  ゜は女性

Ⅰ.西穂高口~西穂・独標~焼岳小屋    第1、2日目   実施日: 2016-8-2~3

  夏は日頃行けない所へ行きたいのだが、体力にふさわしいレベルを考え、今年は北アルプスの西穂高岳から焼岳への縦走と、乗鞍岳の登山を計画した。

1日目に新穂高からロープウェイを使って西穂山荘まで頑張ることにする。高山からはバスで新穂高まで行くが、心配していた雨が降り出した。雨の中、ともかく頑張るしかないと思い、黙々と登る、おかげで標準時間では90分の所を80分で歩けた。小屋では乾燥室が使え、雨具などを乾かすことが出来助かった。

  2日目、朝食が5時半からと言うことで予定より30分遅れの出発になったが、6時過ぎに西穂高岳を目指して出発する。不要な荷物は小屋に置いて身軽になったため快調に進む、独標近くは岩場になるが、独標まで、ほぼ標準時間で登れた。チョット雲が多いが、景色を十分楽しんだ後、この先へ行くかどうかを、メンバーに確認、その結果、「ここから下りて、今日中に焼岳小屋まで行こう、そうしたら明日が楽になる」ということで西穂高はあきらめる事に決定、西穂山荘迄帰り、軽く食事を摂り、荷物をまとめ縦走路に入る。縦走路は利用者が少ないようで、整備も良くない、結局、離合者は1名だけだった。

  展望の悪い森林帯の中のぬかるみ道、根っ子道を登り下りして、思った以上に時間がかかったが無事雨が降る前に小屋へ入ることが出来た。収容人数25名という、小さなランプの宿だが、家庭的な雰囲気が有りがたく、同宿者は関西のご夫婦だけで楽しい食卓になった。

 夜には雨が降ったが、明日は大丈夫、と言うことで8時に消灯。ランプの灯も消えた。
                     

第一ロープウエイ
槍ヶ岳開山の播隆上人の像

雨の中 登山開始 木道を行く

急登、足元が川のようになる 滑りやすいので慎重に

小屋に着きました。 明日の晴天を祈念して

出発前に


独標を目指す 第一ピークにて

明日登る焼岳が見えた 中央に独標、左にビラミットピークと奥に西穂高岳

笠ヶ岳と右奥に黒部五郎岳が見える 独標へ



西穂・独標にて

奥穂高岳と前穂高岳 慎重に下る

独標を後に 西穂山荘まで帰ってきました

トリカブトが いよいよ焼岳への縦走路へ

ぬかるみ道を行く
笹の根で滑りやすい道を行く

嫌な最後の下りです 中尾峠まで下って来ました。

今宵お世話になる焼岳小屋に着きました 反省会です。

岳修会です 家族的な小屋での楽しい夕食

Ⅱ.焼岳小屋~焼岳~平湯温泉~乗鞍岳    第3、4日目  実施日: 2016-8-4~5

  快晴だ、1分程歩いて、展望のいい所から朝日に輝く焼岳を眺める。6時に朝食が出来、6時40分に出発した。小屋のすぐ横から登りが始まる。10分程で展望所に出て、写真を撮ってしばし景色を楽しんだ。周囲には所々から蒸気が出て硫黄の匂いが漂う。

  高度が上がるにつれで、穂高連峰から、槍ヶ岳、左には笠ヶ岳や黒部五郎岳も見える。足元も頂上が近づくに従い溶岩など岩のごつごつした歩きにくい道になる。喘ぎながら無事、焼岳北峰に着いた。写真を撮ったりしている間に霧がかかりだし、景色が見えにくくなってきた。少し下りた所でティータイムをとってから、新中の湯登山口を目指して下山した。ここからはタクシーで平湯温泉へ移動する。

  平湯では、名物のそばで昼食を摂り、温泉でゆっくり疲れを落として、おいしい夕食をいただいた。宿の近くで夏祭りをしていて、ちょっぴり楽しみがあった。

  4日目は一番のバスで乗鞍畳平まで行く、ここで登頂組と散策組に分かれて行動した。
団体も大勢入っていたが、団体の前を歩くことができ、ほぼ標準時間で頂上に立てた。頂上からは、少し雲がかかっていたが御嶽山も見ることが出来た。

 散策組はお花畑の散策を十分楽しみ、富士見岳にも登った。

 予定より早い行動ができ、バス、電車も早い便に切り替え、早めの帰福が出来た。

                                                                                                                (文と写真 澤田眞次)

朝日に輝く焼岳 上高地は雲海の下

逆さ焼岳が 出発準備

さぁ出発 展望所より

ホタルブクロ 北に穂高岳

笠ヶ岳も 穂高をカメラに

振り返ると穂高と槍も小さく見える 頂上近くは急登です。

焼岳頂上にて

頂上直下でのティータイム 焼岳を後に

ぐんぐん下って行く 嫌な梯子です

ぬかるみ道が 岩と根っ子の滑りやすい道を

やっと下山しました。 昼は名物のそばです。

乾杯 宿の近くの神社で夏まつりをしていた

乗鞍登山口 高山植物の女王コマクサ

中央が剣ヶ峰です 肩の小屋まで来ました、

多くの登山者 蚕玉(コダマ)岳にて

剣ヶ峰頂上(後方奥に御嶽山)

頂上のお宮 権現池まで下りてきました。

畳平の駐車場 今回の登山が無事終わりました

今回、出会った花たち
今回、乗鞍岳へ寄ったおかげで、いろいろな花を見ることが出来た。
西穂・独標では、ベニヒカゲと言う蝶も見た。珍しいもので亜種は準絶滅危惧種になっているようでした。
全ての花を写真に収めることは出来なかったが、最近は保護が進み、多くの綺麗な花を見ることが出来、大きな成果でした。

                                                          (文と写真 友清節子)
富士見岳(2,871m)にて

ベニヒカゲ(長野県指定天然記念物) アカモノ

イワギキョウ ウサギギク

オンタデ カニコウモリ

コケモモかな コマクサ 群落

サワギク シモツケソウ

ジャコウソウ タマガワホトトギス

チングルマ (花後) ハクサンオミナエシ

ヤマハハコ ヨツバシオガマ

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