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  久住山(クジュウサン 1,787m)、扇ヶ鼻(オウギガハナ 1,698m) <大分県> 2012年6月2日

   

 第2日 久住山、扇ヶ鼻

 予定より早い時間に朝食を準備していただけたので、出発時間も早めた、山荘の看板の前で平治岳をバックに記念撮影。ここで帰る1名、車を移動させる2名と分かれた。出発しようとしていたら、ポツリと感じる物がある。念のためザックカバーだけ付けて、いきなり山荘裏の急登に挑む、30分で登ったが、朝一番の急登はちょっと応える。ここからはしばらく平坦な北千里が浜を行く、奇岩やすがもり小屋跡、三股山の斜面のミヤマキリシマ、硫黄山の噴煙など、移り変わる景色を、眺めながら、徐々に登りにかかり、最後はチョッと急になったと思った頃には、久住別れに着いた。

  小休止、Bコースの人はここから直接、扇が鼻を目指す。久住山は正面(南)に見えるが、一旦左(東)にコースを取って、回り込むようにして、少しずつ高度を稼いでいく、稜線に出ると風が強くなった。帽子を飛ばされないように注意しながら行くが、歩きにくい岩場で踏み外さないよう気をつけながら頂上に着いた。南に阿蘇谷を挟んで阿蘇の連峰が見える、根子岳だけは鋸状の歯だけしか見えなくて残念だ。寝観音様は恥ずかしくてお顔を隠されたのか。

  風が強いので、休憩は程ほどにして、下りにかかる。扇ヶ鼻が近くなってくると、土曜日ということもあって、牧の戸峠からの登山者が増えてきて、離合に少し時間を取られる。いよいよ扇ヶ鼻の分岐からは登りになるが、急に風当たりがよくなり、注意しないと足を取られそうになる。慎重に歩を進め20分少しかかって、扇ヶ鼻に着いた。頂上では食事を終えたBコースの人が待っていてくれて、強い風に向かって整列し記念撮影をする。その後風を避け斜面に座り込んで、弁当にした。

  時間には余裕があったが、皆さん「寒い!!」といってザックを背負っていつでも出発できる、体制になっている。少し早いが赤川を目指し下りかかると、大勢の小学生が登って来た。この登りにくい道を小さい子が登ってきたのなら、我々は負けている訳にはいかん、との気持ちで、滑りやすい急な道を下っていく。頂上ではまだ開いてなかったミヤマキリシマも、中腹では咲き始めていて和ましてくれる。風も当らなくなって暑くなり、頂上で着た防風具も脱いでしまった。赤川登山口には宿のバスと、吉部から回した車が迎えに来てくれていた。これで30分の歩きが助かった。

  予定よりかなり早く宿に着き、早速温泉そして早くも個々に反省会が始まっていた。食事は宴会場を準備していただき、坊がつる賛歌の大合唱などで、大いに盛り上がった。外はかなり強い雨になっている。

【写真撮影-原田和夫-H:澤田眞次-S:大木俊和-O】

平治岳をバックに-H

出発前のコース説明-H

山荘を後にして-H

朝一番の急登-S

昨日登った平治岳-O

 上り詰めたところで一休み-H

北千里浜を行く-O

久住別れへの登り-H

硫黄山と北千里浜を後に-O

久住山への登り-O
久住山頂上にて-O
久住山頂、松九会の仲間-S

久住山を下る-O

西千里浜を行く-O

扇ヶ鼻への登り-O
扇ヶ鼻にて-H
風を避けて斜面で弁当を-O ツクシドウダン-S
扇ヶ鼻を下る-O 扇ヶ鼻下りにて-S
赤川近くまで下って来た-H 登山口までバスが来てくれた-O
久住高原荘に無事到着-H 乾杯-H
歌で盛り上がる-H 坊がつる賛歌の合唱-H

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