(メンバー)藤井、澤田R゜林゜(石内゜一山゜榊゜杉゜) 7名
西鉄天神高速バスターミナル(3F)7:40改札口に集合し、4枚回数券3,600円 1枚当たり900円(普通は往復2,060円)を購入、高速バス「なかたに号」福岡・天神8:00=9:29小倉・砂津 (下車・乗換)74番めかり行き9:40=10:11JR門司港駅前下車、ここから歩く。今日はJRのウオーキング会が開催され、多くの人が歩き、我々もその一団か?と間違われる。門司港から風師へ登るのは初めてで、街の人に道を尋ねながら進むが、すべて舗装された車道で、また北九州の地形は(長崎にも似た)海からすぐに登りが続き、ややハードな登りとなる。教えられた道は計画の道と違っていて、左方向に大きく迂回しているようだ。
ようやく出たところは「中原観音」の参道で、右手に大きな梵鐘が下がった新しい立派な鐘撞き堂があり、その境内の急な坂道を登って行く。やがて紅葉が色づいた林となり、小さな広場に観音様が祀られている。右上に「豊川稲荷」の朱塗りの社が見えるが、この一帯が豊川稲荷の“もみじ谷”の名所であり、色とりどりに紅葉したカエデが立ち並んでいる。一休みして左の道の階段を登り舗装路に出た。(この道が当初計画の登山道である)これを左へ進むが、ここもまた車道で次々と車が通り、風師山へ“ちょっと登る組”が9合目の駐車場へと走って行く。やがて展望の良い広場(駐車場10台ほど)の上のベンチで関門海峡を見下ろしながら、暑くもなく、寒くもない穏やかな日和の中で昼食。電波塔を過ぎ両脇に岩で挟まれた隘路を抜け、コースのメイン風頭の岩場に到着。山頂広場の奥には
《この頂きに立つ 幸福の輝きは これをとらふる 街を知りし 山人たちの 力によるものなり》
昭和32年10月 槇 有恒
と刻まれた記念碑(日本山岳会の重鎮・マナスル登山隊長)や、歌人 吉井 勇の歌碑などがある。暫く関門海峡や、関門橋などの眺望を楽しみ、下山にかかるが、折角だからと風師山本峰へ足を運び、引き返して舗装路を戻る。豊川稲荷入口のもみじの落葉を踏み、上清滝公園(広い草原のグラウンド)で一休み、清滝公園への階段を下って門司港駅へ帰り着き解散。
写真・文 藤井哲夫
|