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 金敷城山(かなしきじょうやま 425.5m) <佐賀・大和町> 納山・忘年登山  2010年 12月4日(土)快晴    

<メンバー> 
  松 九 会 登山クラブ:藤井哲夫・和子夫妻、澤田眞次・律夫妻、信岡雄蔵、原田和夫
、大宅道雄、林幸子、
               後藤正人・久子夫妻、
本間亜子
  福岡まいづる山岳会:井上孝、石内美佐子、友清節子、

               (散策メンバー):中馬一枝、武藤篤野、井上嘉代子、(池田暁子)
                
<コースタイム> 
 博多駅8:10=筑紫野I.C=佐賀大和I.C=道の駅・そよかぜ館=9:57巨石パーク登山口駐車場10:09…10:43
神籠石(コウゴイシ)…10:46天の岩門(アマノイワト)…雄神石(オガミイシ)…10:55蛙石…11:01反射板…11:03巨石パーク・金敷城山分岐…11:34林道…11:38金敷城山山頂(昼食)12:20…13:00屏風石…烏帽子石…誕生石(タンジョウセキ)…イナリ石…造化大明神(ゾウカダイミョウジン)…13:24龍の石…御舟石(ミフネイシ)…兜石(カブトイシ)…道祖神石(サヤノカミイシ・方言神頭石(ジントウセキ)13:36登山口=バス=13:56熊の川温泉♨御宿・夢千鳥(入浴・納山忘年懇親会)

 今年1年の安全・無事故登山を感謝し、納めの忘年登山を行った。2日前の大雨・嵐から一転、からりとした青空に気持ちよく歩いた。この山への入口は2ヶ所あるが、11月3日(単独)、11月16日(澤田律、児玉かめ子、藤井)と2度の偵察登山をして、巨石パークからのコースを選んだ。この時パークの管理人に“貸切バスで登山口(駐車場)まで入りたいので…”というと“佐賀市役所・北部建設事務所に「登山の届」をしておくように”との事で電話で連絡。登山当日は担当の職員が管理棟前で待っていて、ゲートを開けてくれた。おまけに恰幅のいい警察官まで出迎えて「金敷の山はどんな山ですか?何時間で登れますか、遭難するような山ですか?」と質問され、こっちがビックリ?。「およそ3時間半ぐらいで下りてきますし、遭難するような難しい山でもないですよ、この天気ですし」と答えると、「私も1度登ってみようかな?」。どうやらバスで大勢来る、事故でもあったら?と思って、市役所から警察署まで連携を取り、チェックに来たようだ。(ありがたいこと)

 さてこの山、右回り・左回りのコースがあるが、1度目の偵察で右コースはものすごく傾斜の急な擬木の階段が続き、息切れと足も上がらなくなるような登山路だったので、遠慮して2回目に偵察した左コースをとった。最初は小さな谷沿いの普通の登山道だが、イノシシの“鼻荒らし”が凄い。続いて天の岩門(日向高千穂の天の岩門に似る)中央部分が開け、太陽の光が射して眩しい。次は蛙石、大きな蝦蟇(ガマ)が座っているような形で、頭上には弘法大師を勧請。80年前までは知る人もなかったが、村内の大師信者が3夜続けて大師の夢のお告げで発見。ここを過ぎると尾根道歩きとなり、赤茶の落葉と先日の大風で吹き千切られた緑の葉が混じり、美しい模様を描いている。

 足もとの羊歯やウラジロの波を抜け、10数歩の急な下りで林道へ出る。右にピンクのリボンがありその左に頂上への登路、ヤマグリのイガがたくさん落ちている。すぐに山頂到着。祠の前に持参の御神酒とスルメ・コンブを供え、今年1年の安全・無事の登山を感謝し、来る年の祈願をして御神酒を頂き昼食。風もなく小春日和の真っ青な空に紅葉が鮮やか。

 分岐点から左の下りに入ると、登りとは全く異なった急降下!。狭い擬木の階段を転げ落ちないように一歩、一歩と下る。登りではそんなに長い距離・高度を歩いたとは感じなかったが、この下りはどこから下りているのかと思わせるほど、高度差があり長くて急だ。やがて屏風石・烏帽子石(高さ7.57m・下部は洞窟)に出て、誕生石(この石からすべての動物が生まれ、子孫繁栄・夫婦和合・腹ごみの神様)、造化大明神(天地万物を造られたた神様。男神石・女神石からなり、その下は洞窟で人の通行ができる)。さらに数体の巨石(岩)を巡って登山口へ戻り、熊の川温泉・御宿夢千鳥へ。

 宿のオーナーと女将さん、従業員の出迎えを受けて部屋に上がり、まずは温泉に浸かり、澤田さんの“今年1年、皆さんの参加・協力で無事故・安全登山ができ、さらに来年もよい山行ができますように”との発声で、生ビールで乾杯!。美味しい料理を口に運ぶが、こだわりの名物「とうふ料理」の数々は絶品!。普段の宴会ではあまり口にしないが、今日は“美味しくて”全部食した。

 感心したのは、“湯どうふ”を煮上げるのに、18人分の釜(蝋で炊く)を、ひとり一人の前に置くのでなく、部屋の隅に並べて一斉に火を入れる。それは「客の前で蝋の臭いや、熱気が伝わらないように」との配慮と、美味しい出来上がりを見るためなのだろう。客個人で火を入れれば出来上がりのタイミングがよくわからず、折角の料理も台無しになる。

 来年の登山会もぜひ多くの皆さんのご参加をお待ちします。なお来年の計画を1月にまとめます。登りたい山・行きたいところ、ご希望をどうぞお知らせください。   (藤井哲夫 記)

【写真撮影:原田和夫】

巨石パーク案内図

巨石パーク入口で準備体操 10:04

登山開始 10:09

登山路には案内標識が至る所にある

案内標識板

階段状の登山路

大きな石が見えてきた

 神籠石(コウゴイシ) 10:43

天の岩門(アマノイワト) 10:46

名前の付いていない大きな岩もたくさんある

蛙石 10:55

先を急ぐ

小さな標識が道ばたにあった 11:03

登りが続く

金敷城山山頂に到着 11:38

金敷城山山頂で記念写真

2010年度の安全登山のお礼

みんなで御神酒を頂く

ここで昼食

下山開始 12:20

屏風石 13:00

烏帽子石へ

烏帽子石 13:05

誕生石(タンジョウセキ) 13:14

イナリ石 13:19

下山路も急になってくる

造化大明神(ゾウカダイミョウジン)の大きな石の
そばを通る 
13:23

枯れ葉がたくさん積んでいて滑りやすい

龍の石 13:24

御舟石(ミフネイシ) 13:25

登山路に段がついてきた

兜石(カブトイシ) 13:26

明るい林の中を下る

まだまだ大きな石がたくさんある

道祖神石(サヤノカミイシ・方言 13:27

神頭石(ジントウセキ) 13:29

だいぶ下りてきました

先が明るくなってきたのでそろそろ道路か

バスが待っている場所に着きました 13:36

熊の川温泉・御宿夢千鳥に到着 13:56

風呂で汗を流してから食事
澤田さんの音頭で乾杯

乾杯

部屋の隅で小さな鍋をたくさん並べて調理

 豆腐中心の美味しい料理を頂きました

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