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上高地(かみこうち)1,500m,乗鞍高原(のりくらこうげん)1,550~1,820mスノーシュートレッキング
実施日: 2013-2-13~2-16


参加者: 澤田S、澤田R゜林゜(友清゜石内゜児玉゜) ゜は女性
             写真・・T友清節子、 M”くらっぽ”の松場省吾氏 他は澤田

第1、2日目
   沢渡~上高地
13日: 昨年、蔵王の”わかんトレッキング”が好評だったので、今年は上高地と乗鞍高原に行くことにした。特に上高地は昨年夏に行っているので、冬山の景色もぜひ見たく計画した。
信州まつもと空港に昼に着いて早速迎えのガイドさんの案内で信州そばを食べたいと言うと、おいしい唐沢集落の蕎麦屋さんを紹介していただいた。
2日間お世話になるペンション”しるふれい”に3時に着く、ウェルカムティーに野沢漬がうまい。早速スノーシューを借りて、靴に合うようにセッティングして、ペンションの周りで歩行練習をした。その後ゆっくり掛け流しの温泉に浸かり、ボリューム一杯の洋式夕食、アイスクリームを食べながらの懇親をした。


富士山と南アルプス 唐沢集落の蕎麦屋さんに寄る
松本に到着し早速信州そばを アルプスの入り口、島々郵便局
2日間お世話になるペンションしるふれい スノーシューでの歩行訓練
登りの訓練 下り坂でも訓練する
食事は洋風です


14日: 8時30分出発、宿の車で送っていただき10分程で釜トンネル入り口に着く、ここで体操をしてヘッドランプを付け、1,310mのトンネル内を歩くが勾配11%の登りで結構汗をかいて途中で衣服調整をして出口まで歩いた。ここからはスノーシューを履いての行動である。
歩き出して間もなく焼岳が見えてくる。さらに進んで太兵衛平のカーブを曲がると正面に穂高が見えた!!こんなにはっきり見えるのはラッキーだ、これで青空だったら言う事はないのだが・・。大正池ホテルの所から梓川沿いの散策路を歩くことにする。田代池に通じる散策の木道はもちろん雪の下、1mほどの歩道の柵よりさらに高いところが雪道になっている。途中河原に下りガイドさんが雪のテーブルを作ってくださり、ラーメンとおにぎりでの昼食となった。後ろにはいつの間にか、青空をバックに穂高がそびえていた。食事後河童橋に向かう、夏に利用したトイレはすっかり雪の下になって使えなくなっていた。
青空に映える穂高の峰々、何枚も写真を撮り、記念撮影もして、車道を駐車場まで下って、ここでも穂高をバックにスノーシューレビユーの記念写真を撮った。帝国ホテルまで下ってくると赤い屋根の向こうに穂高が見える、このコントラストが美しい。
 大正池ホテルを過ぎたあたりから、踏み跡が固まっていて歩きやすくなったので、スノーシューを外して、快適にトンネル出口まで降りた。すでに宿の車が迎えにきてくれていた。宿で早速温泉に入って、ワインで乾杯、満腹の腹を抱えて眠りについた。

朝食も洋風です。しっかり食べます
釜トンネルから歩きます
先ずは体操です トンネル出口でスノーシューを付ける
スノーシューを付け出発-T 出口近くは工事で除雪されている
太兵衛平まで来ると穂高が見えた!! 
焼岳もよく見えている
ガイドさんと、樹木の観察 林の中を散策する
雪は木道を埋め手すりより高い所を歩く 夏には湿地帯の花が見られるところ
雪のテーブルでの食事-M
青空になり穂高が浮かび上がってきた
穂高を仰いで行く-M カラマツの影と穂高-M
トイレも雪の中で使えません-T
河童橋にて
梓川と穂高 穂高をバックに雪の中で・・・-M
帝国ホテルの赤い屋根に映える穂高-T 名残尽きないが下山です
夕日に映える焼岳 大正池に穂高が…-T
スノーシューを脱いで 宿での反省会
成功を祝し乾杯


第3、4日目 (2月15日,16日)
乗鞍高原~松本市内
15日: 天候は雪、ガイドさんの「いいスノーシュー天気ですね」との言葉に励まされ、8時30分にペンションを出発。9時乗鞍高原第3駐車場着、夢の平クワッドリフトに乗り三本滝(1,820m)まで登る、ここで準備体操をしてスノーシューを付ける。
ここから子リスの径と言われているコースを下る、途中で森の観察、小動物の足跡の説明など受けながらトレッキングを楽しむ、また適当な斜面を選んで、雪すべりも楽しんだ。
雪が深いので、夏はとても歩けない高い草や灌木の上を歩くことができ、夏ではわからない森の様子がよくわかった。
休暇村まで下って、「善五郎の滝まで行きたいが、12時を過ぎているのでどうしますか」とガイドさんが、皆に確認したが、せっかくだから見に行くことにする。
滝近くは手すりの付いた階段になっているが階段も手すりも雪にうずまって使えない、慎重にスノーシューの滑り止めを効かせながら下る、しかし最後の急な階段の取り付きは階段が見えず、手すりも使えず苦労する。まずスノーシューの踵を固定し、カニ歩きでゆっくり移動し左の雪に埋っていない手すりをしっかり握って全員無事に滝口まで下ることができた。滝は見事に凍って更に雪をかぶっているため、青く光る姿は見られなかったが、低温ではこんな姿になるのか。と新たな発見をした感じだった。
時間が遅れたため休暇村での食事はできず、更に下のレストランに移動しラーメンの昼食にした。食事後は当初入浴も考えていたが時間も遅れているので、市内のホテルに移動してホテルの風呂で我慢した。ホテルでは入浴後ビールでの反省会? と夕食は今日初めての米のごはんを、と言うことで寿司を食べた。


今朝もしっかり食べます
いよいよ出発
リフト乗り場まではスノーシューは履かずに ここからリフトで1,820mまで登る-T
リフトを降りスノーシューを装着する 動物の足跡観察・・・兎? りす?
夏には歩けない森の中を自由に-T 又また、動物の足跡が
ダケカンバの皮は・・説明を受ける 新雪を踏み分けて
雪滑りで遊ぶ 道標も雪に潜って
雪の重みでねじれた木 善五郎の滝をバックに
橋の欄干より高い所を渡る-T 善五郎の滝の全容
参考 夏の善五郎滝

 16日: 今日は16時30分の飛行機なので、それまで市内観光をすることにした。
朝食前にホテル近くの「あがたの森公園」を散策する。ここには重文の旧松本高等学校の校舎が残っている。公園内は昨夜の雪で美しく化粧されていた。
今日も朝食は、なぜかやっぱりパンになっていた。8時30分荷物はホテルに預けたまま観光に出る。松本市は山に登る者にとっては何回も来ている所だが、観光地はほとんど見ていない、そこで、まず国宝の松本城に出向いた。丁度雪のあとで屋根も庭も白くなっていて、庭園の木々も雪をかぶり、見事な景色が見られた。天守閣は大きな木材を組まれて400年以上もここに建っていたと思うと歴史の重さを感じるものだった。
天守からは松本市や周りの山々も展望でき、いい場所を選んで建てられていることに感心する。次は旧開智学校を見に行った。明治9年に完成した建物だが、日本建築ながら洋風な感じをだし、廃寺の木材や彫刻を有効に使っているのにも感心し、また教科書を始めとする、資料も興味深かった。
その後、縄手町や中町の古い街並みを見学し、土産を買って昼食は信州そばを食べて「信州まつもと空港」に向かった。

あがたの森公園
先に散歩に来ているのが居た
大木が歴史を物語る 池の中も美しい-T
朝の雪景色の中で 重要文化財の講堂
美術館入口の草間彌生の作品(松本出身)
雪の松本城をバックに-T
青空に浮かび建つ 堀と庭園-T
旧開智学校-T 学校らしくない彫刻が
松本市は日本の市で9番目、長野県で8番目に高い-T 松本神社
古い街並みを散策 古い建物ですがカレー屋さんです
帰りにも富士山が-T

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