北限のサクラツツジと幻のクセンブツツジを探索
参 加 者 : 澤田S、 宮脇、大宅、内田、澤田R、林、石内、友清、児玉、大濱、榊、 (藤井T、藤井K)
果たして珍しいつつじが見つかるのか、半信半疑で登ったが、少ないながら、探索に成功した。
バスでは東橋までしか入らないので、自家用車で登山口まで入った。自動車道の終点にキャンプも出来る広い駐車場がある。その前の筑紫神社の長い階段を登って、神社にお参りしてから十三仏のコースに入る。十三仏までは快適な道だ。その近くには滝が有って、昔はここで滝に打たれたのだろうと想像した。滝を過ぎると2か所ほどロープがあって、慎重に登る。後で聞いたが、この辺りにもサクラツツジの木が有るようだ。更に17分登った所にサクラツツジが有りました。
ここは下見の時に五十嵐賢(まさる)さんが居られて、教えてもらった木で、五十嵐さんが居られなかったら見落としていただろうと思った。五十嵐さんはこの山のサクラツツジを調査しておられ、環境省自然指導員として、基山のオキナグサの保護などもしておられる方です。150株ほど見つかったようですが花を付けるのは20株程度とのことでした。更に登ると林道に出たが、ここに1本だけクセンブツツジが有った。これも五十嵐さんに教えていただいた物で、高い所に有って、言われないと見落としてしまうものでした。一休みしてからトンネルを通って登山道に戻って頂上を目指しました。頂上からは残念ながら黄砂で遠望はききません。
弁当を終え、下りだして間もなく、登ってくる数人のグループがある「アッ、五十嵐さんだ」。しばらくサクラツツジの咲いている所をいろいろ教えていただき、少し登った所の杉林の中に7、8本の木が有るのも知った。林の中なので花が付けるまでには、もう何年かかかりそうだ。もう少し下ると、ロープの中に咲いていると聞き、楽しみに下る。「有りました!!」数は少ないのだが、きれいに咲いているのをカメラに納めました。目的の花も見られ、ランラン気分で下りました。筑紫神社に安全登山のお礼のお参りをして、帰りに少し寄り道をして「とりごえ温泉」で汗を流した。
新緑も花も楽しめた一日でした。
【文:澤田眞次・ 写真:澤田眞次、大濱順彦−O】
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