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城山( 369.3m)  〈福岡・宗像〉    2013年9月14日(土)

(メンバー)
: 信岡、澤田S、澤田R゜、庄嶋T、庄嶋F゜、元木(大分から)、林゜、藤岡゜、藤井、石内゜、藤、友清゜、徳永゜、
               後藤゜、杉゜、安永

 久しぶりにJR博多から快速で赤間へ、乗り換えて次駅の教育大前で下車。先着の信(ノブ)さんと、大分から自家用車で来た元(モッ)ちゃんと出合い、登山口へ向かう。登山口には地下200mから汲みあげた水場があり、早速冷たい水で喉の渇きを潤す。すぐ横にトイレ設備もあり助かる。また数台分の駐車場もあるが、この山へはマイカーに頼らず、JRや西鉄バス利用が縦走に便利である。

 水場左横の偽木の急な階段に取り付くが、真っ直ぐ続く登りは結構きつい。天候もよく夏日を思わせる暑さとなり、汗がポトポト滴り落ちる。間もなく周遊道分岐(右・自然道)に着くが、距離が短い左の道に足を運ぶ。相変わらず急な階段が続く。「十本杉」と書かれた標識があったが、今は枯れたり半分に折れたりで「八本半」だそうだ。

 三郎丸分岐を通り高度を上げながら登ると、やがて正面に視界が開け城山の山頂が目に入る。山頂の入口には小屋があって、中には登山者名簿や月々の登山者数のグラフ、ウスキキヌガサタケなど野草の写真が貼ってある。

 山頂は平坦な広場で「城山」の名の通り、安土桃山時代までは城「山城」で、蔦ヶ嶽と呼ばれ難攻不落の城だった。戦国大名の宗像氏の居城で、第6代宗像大宮司宗像妙忠が築城、周囲は峻嶮な山容を見せている。後から登ってきた登山者から「自然道を200mほど下ったところに“タマゴタケ”が生えている」との情報を頂き、みなリュックを山頂のベンチに置き、カメラだけ持って見に行く。ロープが張ってある急斜面を下りやや平坦な場所に、白い苞から半身を覗かせた真っ赤なタマゴタケがあちこちに顔を出している。皆カメラを向けてシャッターを押すが、すでに開ききったタマゴタケも二十数本もあり、群生地なのだろう。

 山頂に戻り時間はまだ10時半、昼には早いので少し小腹に食し金山への道を進む。ロープ伝いの急な下りを、これでもか、これでもかと言うくらい、長い下りを歩き石峠に着く。城山を降り始めて暫くで靴ずれ?で足を痛めた人がいて遅れて到着。ほっとして昼食の弁当を開く。

 金山南岳〜北岳へ縦走の予定だったが、汗びっしょりのこの暑さと、タマゴタケを見た安ど感に、縦走を諦めて下山することにしたが、足を痛めた人は下りが痛みが強く辛そう。その時モッチャンが“ゾウリを履いたら”とリュックから草履を取り出す(なぜ持って来たのか?) 、するとリッちゃんが紐を出し、ゾウリがパタパタしないように、草鞋(ワラジ)風に紐かけして歩きやすくする。

 石峠からの下山路は急な下りも足場の悪いところもなく、整備されていて無事下山、泉ヶ丘の住宅地を通りJR赤間駅で解散。暑い一日お疲れさんでした。

※タマゴタケ(卵茸):ハラタケ目・テングタケ科・テングタケ属のテングタケ亜属・タマゴタケ節に分類されるキノコの一種。
 食用菌としてこれを採集する愛好家も少なくないが、タマゴタケに似たベニテングタケなど有毒キノコも存在するため、食用にする際は注意が必要! 

※ウスキキヌガサタケ(薄黄衣笠茸):スッポンタケ目・スッポンタケ科・スッポンタケ属に属するキノコ
●上記のキノコはいづれもネットで写真や動画で見ることが出来ます。                   (文 藤井哲夫)

【写真撮影:澤田眞次】

スタートはJR教育大前です

ここから登りにかかる

しばらくは舗装道です

登山口です。水場やトイレがある

登り始めはなだらかな道です

間もなく階段になる

後400mの所で小休止

珍しいキノコが

直径20cmの大キノコ

頂上に着きました

タイミングが良ければこんなのが見られたのだが

頂上より少し下った所にタマゴタケが

タマゴタケ タマゴタケ成長の過程
沢山のキノコが タマゴタケの観賞と撮影に夢中

頂上にて

石峠まで下って昼食にしました

西登山口へ下ります

後少しで登山口です 西登山口まで下ってきました

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