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阿蘇・一ノ峯(イチノミネ 857.9m)…二ノ峯(ニノミネ 約870m)<熊本・西原村>

  2014年9月15日(月・祭)  晴れ 自家用車利用


(メンバー)太田、大宅、澤田、澤田゜、信岡、風間、林゜、藤岡゜庄嶋、藤井、
             (小野、石内゜、児玉゜、野田、左座゜榊゜)

 益城熊本空港ICを下りてR36=R206=R28へ走り、途中「阿蘇ミルク牧場」の道路標識に沿って右折、ミルク牧場7km、6kmの看板を過ぎ、三六窯や水車工房など多くの看板が並んだところを右方向へ行く。暫くして左下に「宮山」表示を見て先へ進むと、「宮山地区」の青い標識と「西原村」の木製の立て札があり左折して進んで行く。集落を抜けたあと、道なりに登って行くと杉材の集積場があり車が4~5台は駐車できる(林道造成工事中)。下見をしていたので迷うことなく無事到着した。

  このすぐ先の左に切り開かれた赤土の道が第一登山口。登山口からは広々とした草原状の緩やかな登りが続き、周囲には秋の野の花が彩りを添えている。花の名をあまり知らないが、マルバハギ・ヤマハギ?の柔らかく赤い花、九州にだけ咲くアソノコギリソウ、薄紫のマツムシソウが次々と咲いて、高度を上げると色が濃くなる。黄色が鮮やかなオミナエシ、まだ若いハバヤマボクチ、小さな花房を付けた白っぽい花等が足元に続く。一ノ峯山頂に近付くと草原の中に大きな岩が点在し、その中を登って行く。山頂手前の岩の上に石板があり「国之御柱命」と彫られている。(クニノミハシラノミコト と勝手に解釈した)。一ノ峯は、農作物を風の害から守る風鎮の神様を祀ったものというらしい。

  山頂に着くと食事を終え休憩中の先着の人々がサッと席を譲ってくれて、シャッターを押して貰い記念写真に収まり、それぞれ昼食タイムとする。山頂からの展望はすぐ東に二ノ峯、東側の右奥に冠ヶ岳、左に連なるいくつかのピークは護王峠へのルート。北側には大きな山塊の俵山がどっしりと構えている。食事を済まし山頂から東へ急斜面を下り二ノ峯へ向かうが、振り返ると一ノ峯の北側斜面は大岩、巨岩の林立で、草原の柔らかな山のイメージとは全く想像もつかない風景。

  一旦下って鞍部から再び登り返し、岩が積み重なった二ノ峯山頂へ、ここにも大岩、巨岩が幾つも横たわっている。下りは巻き道を選び、登りの道と並行したゆったりとした坂道を気分よく歩く。コバギボウシ、オオバギボウシの花は終わり、いくつもの種子を付けていたが、レモンイエローのユウスゲは一株だけ見ることができた。急斜面や標高差はあまり感じなかったが、結構距離はあったような気がした。下山口は駐車していたところよりも2~300m上部であった。
 
※ガイドブックやインターネットで調べたが、この集落の中は路地が多く道が分かりにくい。貸切バスを確保していたので所在地の役場に尋ねると“大きな車は無理でしょう”とのこと、急きょ下見に走った。おかげで道も解ったが、バスの走行も角地の進入が可なり厳しいと判断。バスのキャンセルを交渉し、自家用車の提供・運転をお願いした。

※インターネットで調べると投稿者の記事には、いくつか道案内や登山口の看板が写真入りで見られたが、今回はどこにも見ることが出来なかった。

天気予報は前々日までの晴れマークが、曇り・雨に変わっていたが崩れることもなく、爽やかで涼しい風に、快適な登山を楽しむことが出来た。     藤井哲夫 記

                                                           【写真撮影:澤田眞次】

登り始めは緩やかです 花々が迎えてくれます
一ノ峯の頂上が見えてきました ハバヤマボクチ
沢山のマツムシソウが 展望を楽しみながらの休憩です
頂上直下は岩の間を縫うようにして 頂上に「國之御柱命」の石碑が
一ノ峯頂上にて
展望を楽しみながらの昼食 ノ峯より二のを望む
二ノ峯へ 一ノ峯を振り返る
一ノ峯をバックに、二ノ峯にて
二ノ峯より一ノ峯を望む ノ峯を下る
ユウスゲが 花を鑑賞しながら
林道へ下山しました 今日の温泉は西原村の「泉力の湯」です

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