<メンバー>
松 九 会
登山クラブ:宮脇彪、佐藤直之、西儀務、加藤敏明、西田初夫、原田和夫
福岡まいづる山岳会:児玉かめ子、友清節子、林幸子
<コースタイム>
基山S.A7:40=8:21玖珠S.A8:30=9:18瀬の本登山口P9:34…10:05休憩10:10…10:36休憩10:42…岩井川岳分岐11:05…11:14岩井川岳山頂11:18…岩井川岳分岐11:23…11:50扇ヶ鼻山頂(昼食)12:20…扇ヶ鼻分岐12:45…13:11星生山山頂13:18…西千里ヶ浜13:33…扇ヶ鼻分岐13:45…14:00扇ヶ鼻山頂14:05…岩井川岳分岐14:25…14:45休憩14:50…瀬の本登山口P16:07=星生ホテル・山恵の湯=福岡 (コースタイム記録 西田初夫)
今年もミヤマキリシマの時期が来ました。山男、山女達はこの時期が来るとミヤマキリシマを見ようと居ても立ってもいられない。今年度の登山計画では6月12日(土)に予定が組まれていたが、立案者の世話人さんが体調不良の為欠席。他の世話人さん達も体調不良や海外旅行の為欠席。次期福岡まいづる山岳会の会長候補のOさんも欠席。とうとう私がリーダーみたいな格好となり決行する事となった。以前2回程このコースは登ったことがあるのだが1週間程前に一人で下見登山をした。だいたいの感触を掴めたので予定表を作りみんなに配る。
9名が車2台に分乗して基山S.Aを出発。今日の天気予報は昼まで晴れるとの事。天気次第では扇ヶ鼻迄で引き返す計画も立てた。瀬の本登山口の道端には既に何台か車が停まっていたがまだまだ駐車スペースに余裕が有った。登山口にはフタリシズカの花が咲いていました。いつもなら私は従軍カメラマンとして山頂の記念撮影、スナップ、花の写真などを撮るのだが、今日は先頭を行くので写真はKさんに任せる。コースタイム記録もNさんに頼んだ。登山準備をし、Mさん指導のストレッチで体をほぐし出発する。
Mさんから最初の30分はゆっくり進んでくれと言われ、ゆっくり歩いているつもりだが早いと言われる。1週間前に下見登山をしたときはゼーゼー言いながら登ったのだが、今回は慣れているせいだろうかあまりゼーゼー言わず快調に登れる。途中、コガクウツギ(小額空木)の花がポツポツを咲いていました。歩き始めて30分で休憩。先週休んだところより少し手前だ。水分補給をして出発。又30分程歩いて今度は瀬の本高原が見渡せる広々とした所で休憩。そこにはミヤマキリシマも綺麗に咲いていた。
ドウダンツツジが咲き乱れる林の中を進む。ギンリョウソウやコツクバネウツギの花も見つけた。開けた場所に出るとそこが岩井川岳分岐。高原の中を岩井川岳へと向かう。マイヅルソウがたくさん咲き、ミヤマキリシマが点在する気持ちのいい山道を進むと平坦な所に標識と三角点だけの岩井川岳山頂に到着。記念撮影をして岩井川岳分岐へと戻って扇ヶ鼻山頂を目指す。また背の高いドウダンツツジの林の中を進む。山頂付近の日当たりのいい場所にはウスノキの可愛い花もたくさん咲いていた。
扇ヶ鼻山頂に着くとたくさんの人達が強い風を避けミヤマキリシマの群落の中で弁当を食べている。まず目も開けられないような砂混じりの強い風の中で記念撮影をしてから、風の弱い所で弁当を食べようと場所探し。幸い1つのグループが場所を譲ってくれたので風を除けて弁当を食べる事が出来た。風は強いが天気は良さそうなので星生山へも行くことにする。途中、イワガガミの可憐な花がまだまだ残っていた。扇ヶ鼻分岐へ下り、尾根沿いに星生山山頂を目指す。途中、凄い風と霧に見舞われたがやっとの思いで山頂に到着。記念撮影は霧の中となった。しかし時折霧が晴れて見晴らしのいい時も有る。
山頂から少し戻り、西千里ヶ浜へ直接下るコースをとる。強い風の中、急坂を下る。平坦な西千里ヶ浜に出るとホッとする。西千里ヶ浜は登山者の数が多い。扇ヶ鼻分岐に戻り、また登りとなる。車を瀬の本登山口に置いているので扇ヶ鼻山頂まで登り返して戻らなければならない。吹きさらしの尾根道を扇ヶ鼻山頂へと向かう。そこからは林の中が多いので強風を避けて下山できる。
岩井川岳分岐を過ぎ、林の中を進んで行くと後続が遅れ気味。Kさんの膝が痛くなったようだ。このままだとどんどん差が開いてくるのでKさんを先頭にやり、次ぎに私がついていく。下山時は休憩は1回のつもりだったが2回休憩をとった。途中からは私のストックを1本貸して2本のストックで下りてもらった。下りの方が痛さが増すようだ。私も昔、大船山に登った帰りに膝が痛くなった経験があるが、もう2度と山に登られないのではないかと心配した。しかし下山後、九酔渓の温泉にゆっくり浸かりマッサージをしたら良くなった。Kさんもこれに懲りずどんどん参加してもらいたい。
瀬の本登山口に着いてから星生ホテルの山恵の湯でゆっくりと汗を流し、九重I.Cから大分道に入り、基山S.Aで割り勘計算をして2台の車は解散。
今回は天気の悪化や、私がリーダーという事で、とても心配だったが、どうにか全員無事に登山・下山出来て、ホッとしました。ストレッチ担当のMさん、コースタイム記録のNさん、写真担当のKさん、ご苦労様でした。 (原田和夫 記)
【写真撮影
:加藤敏明】
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