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黒髪山(516m)、蛇焼山(500m)〈佐賀・有田〉新年登山  2013年1月19日(土

 
(メンバー) 太田、澤田夫妻、浜地、林゜、藤岡゜藤井、
       石内゜、児玉゜、池田、後藤゜

恒例の新年登山は、ここ数年雪中登山が続いた。今年は縁起の巳年(干支)の山を登ろうとネットで調べたら、蛇の名を冠した3つの山・峠(佐賀)(長崎)(大分)があったが、雄岩・雌岩の大岩壁を前衛に、山頂に御神体の天童岩が屹立する黒髪山と、その連なりにある“蛇焼山”を対象にした。山麓近くになると舗装路には雪が積もっていて、バスはあまり上の方までは登れそうにもなく、途中の乳待坊(昔の宿坊)の公園展望台下の駐車場までで下車、暫くは車道を歩き登山口へ。右手に雪を被った石の階段が見え、ここから山への急な階段を滑らないよう注意しながら進み、やがて石段も終り登山路を登り30分ほどで見返り峠に着く。

 先に進むと左手に巨岩が眼前に現れ、少し先に左へ雌岩への道があり、入ってゆくと、すぐに雌岩の白い雪をまとった肩に着く。写真に収まり、登山路に戻りさらに登ると黒髪神社の摂社・白山神社に着いた。ここでお神酒と供物を祭壇に供え、本年の安全登山を祈願して参拝。神社横から山頂への路をとるが、これからはそそり立つ岩壁を、鎖と岩に打ち込まれた鉄の梯子のステップを頼りに慎重に登り、頂上直下の広場に出る。昼食にしようか?と言っていたが、一人二人と目の前の岩場を登りだし、結局皆山頂を目指し鎖を手掛かりに登って行き、白雪の天童岩山頂に立った。

登ってきた乳待坊方向は、荒々しい岩峰が折り重なって凄い景観をみせている。天候も良く360度の展望を楽しみ、記念写真に収まり広場へ下り昼食タイム。雪の中シートに座ったり、立ったままでの食事となった。
 本日の目的の山“蛇焼山”を目指し下りに入るが、先行の登山者が付けた踏み跡が心強い!。 もし誰も歩いていなかったら、どうやって雪の山の知らないルートを歩けるか?…先行の登山者に感謝する。時折、雪道に足をとられスリップして“キャーッ”と声が上がるが、みな快適に楽しみながら下っていると、後ろから“ストップ”の声、振り返ると何と「蛇焼山」の山頂を見過ごしていた。登山路の端に小さな板切れに「蛇焼山」の文字、数年前にここを通って黒髪山に登った時はこの標識を見ていたが、今回は反対の黒髪山からの下り、立木に遮られて標識が見えなかったのか?…。

 ここで今日本来の記念写真に収まり、さらに雪の急斜面の下りを慎重に足を運ぶ。「鬼の岩屋」の大岩が組み合わされた(自然か?、人為的か?)中を2~3人がくぐってみたがしっかりしている。急坂もだんだん緩くなり、やがて二股を過ぎ見返峠への分岐を経て、太鼓橋の上から右に滝を見てすぐに大きな岩の凹みの龍門洞窟に着き、ここで暫く休憩。ここから龍門ダムの駐車場まではわずかな距離。

 朝、乳待坊から迂回して貰ったバスに乗り込み、武雄の町を通り北方温泉四季の里・七彩の湯へ。大きな温泉保養施設で、早速湯船に体を沈める。ここは炭酸水素塩泉の“トロトロ・ぬるぬる”の湯が評判で、みなスベスベ・つやつやを実感!。温泉から上がって、あなたどなた?というほど美女・美男になっていた?

 新年懇親会はビールと焼酎を少し呑みながら、《がばい盛り》アジの活き造りが特別に美味だった。久しぶりに太田さん(松九会元会長) の参加も頂き、楽しい新年登山を終えた。 皆さん今年も安全登山で楽しく歩きましょう!
                                                      藤井哲夫 記


                                                           【写真撮影:澤田眞次】

バスで乳待坊公園展望台駐車場へ 車道をしばらく歩いて登山道へ
登り始めは階段です 間もなく本格的な登りに
駐車場から30分弱で見返峠に着いた 黒髪山を目指す
雌岩 雌岩の地蔵様
雌岩にて
雪の芸術品1 頂上下の白山神社で安全登山祈願
鎖場を登る 天童岩の登り
黒髪山頂上にて
天童岩より乳待坊の岩峰を望む
天童岩より青螺山を望む 立ったままでの食事の人も
今年の干支の山・蛇焼山にて
急な下りを慎重に 慎重に
雪の芸術作品2 渡渉も凍っていなくて助かった
雪景色 龍門洞窟まで下りてきました
龍門駐車場に到着 七彩の湯へ
今年も元気に登れることを祈念して 楽しい団欒でした

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