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御前岳(ゴゼンダケ 1209m)/(権現岳(ゴンゲンダケ))   〈福岡・矢部〉    2013年7月13日(土)

(メンバー)   信岡、大宅、澤田S、澤田R ゜、風間、庄嶋T、庄嶋F゜、平原、林゜、藤井、石内゜小野、友清゜、本間゜、藤、児玉゜、徳永゜、
               佐座゜
往・復路バスコース:博多駅=筑紫野IC=日田IC=国道210=日田バイパス入口・鏡坂信号左折=高瀬信号右折=県道673=出野(いづの)=田代=御前岳湧水・登山口(往復)=日田・?琴ひら温泉ゆめ山水=

登山コース:湧水・登山口…オオキツネノカミソリ群落…湧水源分岐…自然観察路分岐…縦走路出合い…御前岳山頂(往復)

  雨か雷の気配の中出発するが暑さは厳しい。日田を過ぎて高瀬川沿いの道を遡行して、出野の集落を通り田代へと進むが、だんだん道が狭くなり舗装もなくなって、荒れた林道へと入り込んだ。停まってバスを降り確認すると小さな標識にはこの先「星野」の文字があるが、間違って入り込んだようだ。

 丁度そこに1台の乗用車が来た。尋ねると“もっと下の方で幅広い舗装道が
左に折れたところへ入る”と教えてくれた。戻るとその角に小さな文字の標識があり(確認すべきであった)、そこへ入って高度を上げていくと(標高750mほど)、左にログハウス風の休憩所と駐車場があり、向かい側の登山口には、大きな岩に打ち込められたパイプから、清水がほとばしり出ている。〈豊の国名水15選のひとつ、御前岳湧水の入口で、年間降雨量3,000o以上の多雨地帯〉

 登山道は先の水害で流出したのか、山壁の岩石掘削の工事や、コンクリート舗装がされて、いきなりの急坂と固い道、落石混じりの道が続く。やがて渓流沿いの、林道のような広い道を登る。足元にはむき出しになった茶色や白色の球根(オオキツネノカミソリ)が目につくが、これも大雨により表土が流され、球根が露出したのだろうが、しっかりと根を張り流れに耐えているものもあるが、流されたものも随分あるのだろう。

 「権現岳材木遺伝資源保存林」の看板あたりが、オオキツネノカミソリの群落があるところだが、ポツリと一つ、また二つと薄いオレンジ色のか細い花を付けている。今年は花が少ないし時期もまだのようだ。小沢を渡り右手の沢沿いに登って行き、二つ目の小沢を渡ると道標「自然観察路」「田代岩屋」があり右手に木段が見えるが、山頂に直進する。

 登山道は登るにつれ急になり木段が続き、段差が高く足の上がりも悪くなってくる。風も通らず汗が流れ、熱中症予防に時々水分補給の休憩をとりながら進み、左の急坂を登り詰めて稜線に出る。御前岳〜釈迦岳の縦走路で、右の道を御前岳へ登る。
山頂には「景行天皇巡幸御遺跡」と刻まれた石碑が立ち、山頂標識には何故か「御前岳山頂 1211m 福岡県」とあった? 国土地理院地形図やガイドブックなどでは 1209mである。

 上空はやや雲が多いが流れが速く、陽射しが出ても強い暑さでもなく、山頂で昼食タイムとする。雲に見え隠れするが、阿蘇山・由布岳・万年山・くじゅうなどの山々が望めた。

 花はヤマジノホトトギスが小振りだが可憐で美しかった。ほかに薄紫の山アジサイ、ナルコユリ、ショウマなど。

 下山は往路を引き返し、登山口で湧水をペットボトルに汲んで下り、高瀬川沿いの「琴ひら温泉・?ゆめ山水」の露天風呂に浸かり、たっぷりの汗をスッキリ流して帰る。                                           (文 藤井哲夫)

【写真撮影:澤田眞次】

登山口で出発準備

登山口には東屋や湧水が

登り始めは舗装道になっている

落石注意の箇所を急いで通過する

登山道は沢沿いについている

急坂を登る

2本杉の表示が これが2本杉
ヤマホトトギス ヤマアジサイ
名残のナツツバキが テリハアカショウマ

御前岳山頂にて

頂上での記念スタンプ

頂上で少し遅い昼食

由布岳、久住山、阿蘇山が展望できる

景行天皇行幸御遺跡

いよいよ下山です

がれ場を下る

沢を渡る

少しだがオオキツネノカミソリが見られた

オオキツネノカミソリ

更に下って

沢沿いで一休み

下山し湧水を汲む

琴ひら温泉「ゆめ山水」で汗を流す

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