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烏帽子岳(1,337m)、杵島岳(1,326m) 熊本県・阿蘇    2009年5月16日(土) 晴


(メンバー) 
   松九会登山クラブ  :
藤井哲夫、藤尾明宮脇彪、澤田眞次、原田和夫、西田初夫
   福岡まいづる山岳会:石内美佐子、澤田律

(コースタイム)
   10:15阿蘇ロープウェイ駅下P10:25…烏帽子岳左尾根…11:45烏帽子岳山頂(昼食)12:25…13:15杵島岳登山口…13:50杵島岳山頂14:00…杵島岳火口一周…14:23杵島岳山頂…15:00観光ヘリポート…15:20ロープウェイ駅下P=久木野温泉

 阿蘇の草千里が浜へ近づくと沿線の緑の中、ミヤマキリシマの花が淡いピンク色で染めている。さすが世界の阿蘇火山・観光客で賑わっている。駐車場から下りの道路を歩き、観光ヘリポート(スキー場)手前から草原を横切り、砂防堤の上から涸れ沢へ入る。と、目の前に立派な形の“鹿の角”が落ちている。ほんの前に頭からポロッとはずれたような、しっかりした縞模様が美しい。阿蘇の草原地帯に鹿が棲んでいるとは?

烏帽子岳は草千里ヶ浜を中心に東尾根(左)と西尾根で結ばれているが、東から登り出す。勝手に入り込んだルートは多少荒れ気味で、踏み跡を捜しながらヤブコギもあり、なんとか正規ルートへ出て頂上をめざす。途中ミヤマキリシマやイワカガミ、マイヅルソウなどの花を見て、カメラに納めながら山頂着。頂上からは阿蘇外輪山の内側が見渡せ、東に白煙の中岳・高岳、北は眼下に広い草千里と杵島岳、南はすぐに尾根が派生し両側に断崖を形成している南郷谷。ぐるっと展望でき大阿蘇を実感!。

 下りは西尾根へ入りアセビの新緑(色が様々で、モリモリ、モコモコのブロッコリーの森というらしい)〔私・ブロッコリー怖い〕を眺めながら、博物館横の杵島岳登山口へ。ここからは木陰のないコンクリート・石の階段だけの急な登りとなり、時折立ち止まり深呼吸。「やぁーやぁー…」と下ってきた一団は我々と逆コースで周回の、佐賀の岳友一行だった。

 杵島岳山頂からも噴煙や、高岳の岩場など雄大な阿蘇が望める。山頂から左回りに1つの火口跡を一回りし、美しい形の「米塚」も眼下に見て、2つ目の火口跡に“ここにも火口跡があったとは知らなかった、登ってみるもんだねぇ”との声も。美智子様の展望台・ヘリポート経由、車道を登り返して駐車場へ。この途中散策の遊歩道が整備されているが、ミヤマキリシマが見事に咲き誇っていて、一般的に阿蘇の仙酔峡、九重、霧島、雲仙が有名だが、ここは登山でなく、ウォーキング気分で気軽に観賞できる最高の見所だろう。     (藤井哲夫 記)

【写真撮影:原田和夫】

阿蘇山ロープウェイのりば近くで登山準備

まず烏帽子岳に向け歩く

青と白のハルリンドウ(春竜胆)

ミヤマキリシマ(深山霧島)

ミヤマキリシマの中を登る

花の中で

イワカガミ(岩鏡)

マイヅルソウ(舞鶴草)

気持ちの良い尾根道が続く

山頂の標識が見えました

烏帽子岳山頂で

雄大な展望を眺めながら昼食

次は杵島岳に向かう

ミヤマキリシマと

草千里ヶ浜に下る

杵島岳登山口

杵島岳を眺めながら登る

長い石段を喘ぎながら登る

前が詰まっている
知り合いに出合ったかな?

松九会佐賀地区の「友遊山歩き」の皆さんでした

まだまだ石段が続く

振り返れば先ほど登った烏帽子岳
の素敵な姿が見える

杵島岳山頂にて

お鉢巡りに出かけよう

リクエストにお応えしてパチリ

見事なミヤマキリシマと

お鉢の縁を進んでいく

お鉢の向こうに中岳・高岳が見える

一巡りして下山

草千里ヶ浜ではなくスキー場の方に降りていく

雄大な景色を見ながら

なだらかな道に話も弾む

オカオグルマ(丘小車)

ミヤマキリシマの向こうは中岳

ロープウェイのりば近くまで戻ってきた

 「久木野温泉」で汗を流す

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