双石山(ボロイシヤマ 509.3)<宮崎〉 九平(ココノビラ)登山口から双石山山頂、塩鶴登山口へ下る
期 日 10月17日(月)~18日(火)1泊2日・マイクロバス
メンバー:大宅道雄、原田和夫、林 幸子、藤岡敏子、友清節子、児玉かめ子、藤井哲夫・和子夫妻、
井上 孝、大石紀子、本間亜子、村井幸江、帆足裕子、大橋満枝、清水真里子
コース:筑紫野IC=(九州道)=えびのJCT(宮崎道)=小林IC(下車)=霧島スカイライン=生駒高原
コスモス見学=(戻る)=小林駅=R269=陰陽石見学=えびのスカイライン=綾町酒泉の杜・
試飲=宮崎西IC=清武JCT=田野IC=R269=青井岳荘
宿 舎:青井岳温泉・♨国民宿舎:青井岳荘(泊)☎0986-57-2177
登 山 18日:宿舎=R269青井岳谷ライン=清武町・R27=塩鶴登山口=小谷登山口=
9:34姥ヶ嶽神社鳥居・九平登山口P…9:39参道(登山開始)…10:01姥ヶ嶽神社(参拝)
…神社裏…岩場の急登…11:23双石山山頂11:43縦走路へ下山開始…12:30山小屋(昼食)
12:46塩鶴登山口へ…途中進入路を見落としロスタイム(引き返す)…第二展望所入口標
識確認…14:55大岩展望台/小岩展望台…15:00梯子…15:02双石・浸食砂岩…15:42塩鶴
登山口P=15:57♨クアフォーレ清武温泉☎0985-84-1635=
復 路 =清武IC=(宮崎道)=(九州道)=筑紫野IC=博多駅=天神=
登山クラブの年間計画には上がっていなかったが、急きょ希望者のみで出かけた。5年前の平成18年11月5日~6日、松九会創立10周年記念で歩こう会・テニス・登山のクラブ合同旅行の際、登山クラブはこの地の「双石山」へ登ったが、15周年を迎え、再びこの山へ足を運ぶことにした。
初日は観光を兼ねて生駒高原コスモス、小林の巨大な陰陽石、酒泉の杜などを見学して宿舎の青井岳荘(都城市)へ。リニューアルされ国民宿舎とは思えないほどの大きく立派な宿で、温泉が素晴らしく、ぬるぬる・つるつるの美肌になる。しかも1室3~4名の宿泊(2食)で7,640円/人!
さて登山は5年前の往復コースと違って、姥ヶ嶽神社からの逆コース縦走とした。天候も良くスタートの登山口からは神社への参道であるが、山の中のお宮なので結構な登りが続く。ところどころに期待していたキバナノホトトギスが咲き、境内にはいくつか顔を並べて出迎えてくれた。
神社の裏手から山路へ入ると「御神水」が湧き出ていて、柄杓に汲んで一口飲んで先へ進む。アッペンダウンの登山道が続き、いくつかのロープを手にして山頂へ。山頂には双石山を象徴するかのような、枝ぶりの良い赤松の大木が1本。昼には少し早いので記念写真に収まり下山、かなり下って山小屋に着く。小屋の周りや裏にもベンチがあり、遠くの日向灘~宮崎市街~シーガイア~青島などを眺めながら昼食。
下りは前回の登り口、塩鶴登山口へ向かうが、途中の「第2展望所」の標識を見たが、今日はそこには寄らないからと直進!。どんどん下って何だか違うなと思っていたら、前方から長さ2mほどのパイプ竿を持った1人の登山者。“福岡の人ですか”と聞かれ“そうです”と答えたが“どちらに下るのですか?”と心配顔で尋ねられた。“即座に塩鶴です”と言うと、“これは加江田渓谷へ下る道です、戻って右へ”と教えられた。一瞬、このまま加江田に下って「携帯でバスを呼べば」と思ったが、今日のメインである「双石の砂岩の壁」を見るためには、きつくても登り返さなければならない!。するとこのオジさん“ちょっと待って”と十数歩下って何やら持ってきた。“詳しい地図をあげましょう”と「双石山地形図」というA4版10枚ほど綴じられた冊子で、この山域のすべてのルート(9コース)の地形図とポイントごとの解説や、それぞれの登山口、道路沿いの駐車場所と台数などが詳細に著わされている。聞けばこのオジさん“自分のメタボ対策でこの山の全コースを歩き回り、地図を作成している”とのこと。手にしていた竿は測量のためのメジャーだったのだ。
厚くお礼を言って別れたが、かなりの登り返しが続き足が疲れきつい!。正規のルートに戻り下りの路へ入るが、急な険しい崖が続きロープや木の根を掴んで一挙手、一投足、一歩一歩慎重に降りる。5年前にここを往復したのだが相当変化し荒れた様相で、こんなに急な垂直に近い崖場だったのか?ロープも幾つも付けられて、ルートを間違えたのか?と思うほどの難所続きである。以前は無かったステンレスの梯子が5ヵ所も6ヵ所も架けられ伝って降りる。ようやく大岩展望台に出て、やっとこのルートが間違いないことを思い出した。それにしても5年前との山の変化?、年齢差なのか?。
双石山の謂われであるボロボロと崩れそうな、浸食された砂岩の壁の一部に出たが、陽が射しこまない山中はあたりが薄暗くなり、本来の針の耳神社(一般家庭の神棚の大きさ)と砂岩の壁には寄ることができなかった。暗くなりかけた足元のゴロ石に気を配り、第1休憩所・針の耳神社下宮へ出て、杉の植林路を下って塩鶴登山口へ着いた。
近くのクアフォーレ清武温泉へ、わずかな時間でジャブンと汗を流し、福岡への長い道を帰るが、宮崎はやはり遠い!。いろいろ迷惑をかけました。参加のみなさん大変お疲れ様でした。
藤井哲夫 記
【写真撮影:原田和夫-H】
:友清節子-T】
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