(メンバー)
松九会登山クラブ
:藤井哲夫、藤尾明、宮脇彪、澤田眞次、村上直人、原田和夫
福岡まいづる山岳会:井上孝、中村正義・千晶夫妻、長能康子、中馬薫人・一枝夫妻、石内美佐子、澤田律、児玉かめ子、岡田博美、藤井和子、友清節子、松井久美子、(小野真弘)
(コースタイム)
博多駅前8:00=(高速)=足立I.C=9:10妙見神社(登山口)P9:30…企救自然歩道…10:35砲台山分岐(左折)…10:50妙見山分岐(右折)…11:08足立山山頂11:25…妙見山分岐(右折)…11:35妙見山(妙見神社上宮)11:50…12:35小文字山(大休憩)13:00…足立森林公園…13:30登山口P(メモリアルクロス)=門司港=下関南風泊(ふく楽舎)
当初、JRと路線バスの乗り継ぎで計画していたが、待ち合わせや乗り換えの繁雑さ、遅延などの不確定要素を懸念。急きょ貸切バスを検討し交渉、費用もほぼ同額(僅かに安い)で運行でき時間も短縮できるので、変更して実施することにした。
週間天気では雨や雪の予報が続き、当日の夜半から荒れ模様で雪。朝、行き交う車も雪を積んでの走行だったが、予定の8時に博多駅前(筑紫口)を出発できた。高速に入ると若杉山あたりは雪をかぶり、三郡山・宝満山は雪雲に覆われ姿が見えない。宗像に住む岳友から“こちらから北九州方面は雪もなく全く心配は要りません!”と携帯での情報が入る。
妙見(御祖 みおや)神社前の駐車場で登山準備、宮脇さんのリードで入念なストレッチ体操をして、寒さに負けないよう身体をほぐし温め、まずは妙見神社本宮に参拝し、左手の登山口へ。すぐに、大きな概念図をみて猪に乗った和気清麻呂公の像を拝し、右手背後の企救自然歩道へ入る。杉や檜の樹林の中、赤土を帯びた急坂の登山路が続くが、1時間を少し過ぎるとなだらかな勾配となり、尾根に近づくと視界も開け砲台山への分岐に出る。
標識の足立山/妙見山に沿ってうっすらと積もった雪の道を左に折れて行くと、杉林の中に妙見神社上宮へ続く石段が見え、妙見山/小文字山分岐から右への急坂を登る。この辺りから雪も多くなり、湿った土もジャリっと凍って滑らないように登る。足立山の山頂は真っ白な雪景色で、眼下には小倉の街、関門海峡、昨年、1昨年登った戸上山への縦走路、大台ヶ原、風師山の展望が広がる。
一休みして雪道を慎重に下り妙見神社上宮へ。御神酒やお供え物を並べて今年の“安全登山”を祈願、御神酒を頂いて小文字山への急坂を下り、鞍部から再び急な坂道を登り返して小文字山山頂へ着く。山頂からの見晴らしはすばらしいが、海から吹き上げる強風に立っても居られず寒くて、またお昼も過ぎているので、山肌の陰で風を避け休みをとり、少しばかり“おやつ”を口に入れながら、遅れてくる人を待つ。
みな、揃ったところで下山。真下に駆け落ちるような岩の急斜面と、段差の大きい木段を下って足立森林公園に出て、車道を少し歩きバスが待つ、メモリアルクロスの登山口へ帰り着く。
バスで関門国道トンネルを下関へ抜け、彦島最西端の南風泊(はえどまり)へ運んでもらい「天白ひらこし・ふく楽舎」にて“ふく料理とひれ酒”を賞味して、新年初登山と懇親会を終え帰福。 (藤井哲夫 記)
【写真撮影:原田和夫】
|