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 妙高高原・赤倉観光リゾート・杉の原スキー 2009年2月8日(日)〜12日(木)

 

(メンバー)
 松九会登山クラブ:藤井哲夫・和子夫妻、元木政彦
 まいづる山岳会 :井上 孝、光安 巌、河村吉矩、甲斐道代、榊 恵子

 ●8日(日):福岡空港16:00→17:30 新潟空港18:00 バス→20:05 赤倉・ペンション風見鶏着。
  新潟空港からのシャトルバス乗車は私たち8名のみ。到着後すぐに遅い夕食、サービスのワンドリンク・ワインで乾杯。

 ●9日(月):ペンションの車で昨年と同じ赤倉観光リゾートスキー場(AKAKAN・赤観)へ送ってもらい、早速妙高高原スカイケーブル(2,607m)へ上がり、野尻湖を眼下に全員で足慣らしの滑りをして、その上部のリフトとゴンドラを使って楽しむ。今年は隣接の赤倉温泉スキー場とのリフト共通券が廃止されていて、相互のゲレンデへ乗り入れて滑ることができず面白味に欠けるが、迎えの車ギリギリの午後4時まで滑って宿へ。
 
 夕食後、オーストラリアからスキーと観光に来たという青年3人(19〜22歳)と、将棋の駒で遊ぶ“王様回り”?や“山崩し”などのゲームを楽しむ。彼らは1ヶ月程滞在するという。
また河村さんはお得意の「折り紙講習」で、新聞紙を折ってテンガロンハットやサンバイザーキャップなどの作り方を、女性陣とおかみさんに教えている。

 ●10日(火):今回特典の「妙高:杉の原・池の平温泉」両スキー場も使えるリフト券があり、おかみさんが、“杉の原の方が面白いよ”と奨めてくれ、無料シャトルバスで出かける。途中にもいくつかスキー場があり、周回しながら20分ほどで杉の原スキー場着。

 妙高山(2,454m)・赤倉山(2,141m)と三田原山(2,347m)を背後に大きな裾野を広げていて、右に杉の原ゾーン、左に三田原ゾーンが展開している。まずは右の杉の原ゴンドラに乗って標高1,489mへ上がり、連絡コースを滑って三田原ゾーンへ入りこむ。

 三田原ゾーンは、ベース731m〜トップ1,855m、標高1,124mで、リフトの総延長は5,500m強もあり、上からチャレンジングバーン、高速クルージングバーン、ビギナー向きフォレストラインと、このゲレンデを3本の高速クワッド(リフト1本の長さが1,726〜2,159m)が縦につながり効率よく滑走できる。コース幅も広く(パノラマゲレンデは最大幅200m!もあり、蔵王の百万人ゲレンデに匹敵)下部まで見渡せ、フルオープンな明るい感じのゲレンデで、斜滑降や大きな弧を描きながら、のびのびと気持ちよいクルージングを楽しむ。雪も適度に降りゲレンデはすぐに最良のコンディションとなる。食堂では950円以上の食事をとると、ドリンクサービスがありコーヒーや生ビールなど好みの一品が出る。

 杉の原には3,074mの長さを誇るゴンドラがあり、コースも変化に富んだうねりと中級クラスの適度な傾斜(20〜22度)で、しかもゴンドラを下りてメインコースを素直に滑ってくると、一気に3.8kmの滑りができる。2つのゾーンを交互に滑りながら楽しく過ごしたが、帰りのバスの時間が迫ってきた。時計を見るとゴンドラで上がって、ノンストップで滑ってくればなんとか間に合いそうだ…。“もう1本!”と6人が上がって、息つく間もないスピードで皆滑り降りた!!

 日本一といわれる標高差と広いゲレンデ、最長8.5kmの距離も滑走でき、過去のツアーにない楽しいスキーを堪能した。

 ●11日(水):予報では“午後から崩れて雨”だったが、赤観ゲレンデで終日滑る。ゴンドラをフルに使って一気の大滑降(タイムトライアル)をする。若い元木、甲斐、榊さんはさすがに早い。天候は崩れず時折青空も広がり、ぽかぽかと春スキー?を時間一杯まで楽しんだ。
 夕方から雪となり明日を期待。

 ●12日(木):朝、窓の外の木々は真っ白の雪を被っている!。空には青空が広がり新雪が眩しい。最終日だが午前中は滑れるので、みな勇躍宿を出る。ゴンドラで上がって新雪のゲレンデにシュプールを描き、思いおもいにフリーで滑る。もう一本、もう一本の粘りでわずかにタイムオーバーでフィニッシュ。ゲレンデよし、雪よし、天候よしのツアーを終えた。                                                  
                                                          (藤井哲夫 記)

今回のスキーツアーの写真 (撮影:藤井哲夫)

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