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戸隠スノーシュー、めのう山(1,748m)・高デッキ山(1,717m)・五社めぐり《長野県》 2014.2.11~2.14


参加者:澤田、澤田R゜、友清゜、石内゜、林゜

 一昨年の蔵王、昨年の上高地に続き今年は戸隠でスノートレッキングを楽しんだ。戸隠は信仰と修験者のメッカとして栄えたところで、戸隠の名の由来は、天岩戸を天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)が、投げたものが飛んできた地を戸隠と名付けたと言われている。宮崎県の高千穂とは姉妹都市になっている。
 11日信州まつもと空港からバスとJRで長野まで移動し、長野駅には宿から迎えに来ていただいた。宿に入る前に宝光社、火之御子社、中社に参拝した。それぞれ深い雪の中にあって、注意しながら階段を登っての参拝となる。各神社には天岩戸神話にまつわる、神々が祀られていて、その神々にふさわしい御利益があると言われている。
 宿はロッジ・アコールデといい、うたごえ音楽ロッジになっている。風呂は2階に有って大きな窓から雪をかぶった戸隠の山々が見られる。夕食はヒメマスの塩焼き等たっぷり有って食べきれない。食事が終わると食堂は「うたごえ喫茶」に変わって、オーナーのアコーディオン演奏による合唱が始まった。次々と懐かしい歌声が響き、最後は「信濃の国」で締めくくった。
 12日快晴、戸隠の山々が輝いている。9時の出発が待ち遠しく早々と出発準備をする。今日は2つのリフトを乗り継いで、瑪瑙山(めのうやま)へ登り、引き続き高デッキ山に登る。めのう山からは鹿島槍ヶ岳を真ん中に右に白馬連峰、左には槍・穂高まで展望できた。ここからスノーシューを付けての雪歩きだ。一旦下って、夏には入れない森の中を観察しながら楽しいハイキングができた。2つ目のピーク高デッキ山でも、見事な展望が出来る。先ほどまで高曇りしていた空が、いつのまにかすっかり晴れて紺碧の空になっていた。紺碧の下には銀色に輝く北アルプスの山々がずっしり構え、その右には高妻山も大きくそびえている。
ここで展望を楽しみながら、ゆっくり食事をした。名残は惜しいが、又森を観賞しながら下山だ。夏には入れない湿地も広場のようになっていて、好きなところを歩けるのがスノーシューの醍醐味だ。
 一部ゲレンデも歩いて無事、宿まで帰った。今日の夕食はキノコ鍋、やっぱりたっぷりあって、ご飯は、ほとんど食べられなかった。食事の後は「うたごえ喫茶」が開店され思いっきり声を出し、スカッとした気分で床に就けた。

                                                                                              (写真撮影:Tは友清、他は澤田)


松本は晴れのようです 御嶽山が真近に見えます
戸隠五社の宝光社に参ります-T 宝光社の鳥居
宝光社 火之御子社にも参拝
中社にも参拝 中社は五社の中で一番大きな神社です
2日間お世話になるロッジ・アコールデです
明日の安全登山を祈願して
朝の戸隠連峰 カケスの朝食
準備体操をして ここからリフトで登ります
2つ目のリフトに移動します リフトを降りてスノーシューを着ける
めのう山頂上にて
北アルプスをバックに
高デッキ山へ登る前に小休止 高デッキ山への登り-T
高デッキ山頂上にて
紺碧の空の下で昼食 ガイドさんのオカリナ演奏
高デッキ山を下る ダケカンバの林を行く
ガイドさんが解説を 雪原を行く
高デッキ山を背に 高デッキ山を背に
高妻山をバックに-T
正面にアルプスを見てゲレンデを下る
紺碧の空の下で
下山してきました。 今夜はきのこ鍋です
今夜もうたごえ喫茶が・・・
  13日雪がちらちらしているが、時々薄日も差している。今日はフラットなコースを歩く、先ず奥社入口から神社の森の中を散策する。神社の森なので長年、人の手が入っていないため、大きな木や自然に伸びた枝など珍しい情景が見られる。充分楽しんだ後、神域に邪悪なものが入り来るのを防ぐ御門と言われている髄神門で、スノーシューを脱ぎ、見事な杉並木を通って奥社まで登った。深い雪の中の奥社の扉の小さな隙間からお賽銭を投げ込んで、しっかりお願いをした。すぐ隣には板囲いされた九頭龍社がある。ここは水の神様、五穀豊穣の神様なのでお賽銭箱はなかったが、きちっとお参りしておいた。ここから髄神門に戻って、スノーシューを付け森林植物園、鏡池へと散策した。鏡池からは期待した戸隠山は、ごく裾の方を少しだけ見せてくれただけだった。次は期待の「戸隠そば」だが、各店とも「木曜日は定休日です」と!! 車で1軒だけ空いていた蕎麦屋を探し当て、おいしくいただくことが出来ました。夜は長野市内に泊まったが、善光寺で灯明祭りをしているというので、参拝がてら神秘的なライトアップを見てきた。

 14日朝から雪が降り出し太平洋側は大雪の様だが、午前中、時間が有るので善光寺へ再度お参りし、お戒壇めぐりや境内の見学などもして、土産物を買っていると旅行会社から電話が入った。「今日の便は雪で欠航です。明日の便も満席です」と、急遽、ホテルに帰って荷物をまとめ、JRで帰ることにした。幸いJRは一面の雪の中を少しの遅れで走ってくれ、何とか当日中に帰宅できた。事故もなく楽しい思い出が沢山出来た山行だった。

奥社の鳥居 奥社の森を散策
森の観察 髄神門にて
400年間立ち続ける杉並木 奥社前にて
鳥居も小さくなりました 参考:夏の奥社の鳥居
九頭龍社は雪の中 雪の中の杉並木
再びスノーシューを履いて
森林植物園の中へ
橋も雪の中です 鬼女紅葉狩伝説の美女紅葉像
参考:夏の鬼女像 鏡池上の散策
鏡池で(足の下は池です)
参考:夏の鏡池 東屋での休憩
森の中を行く 昼は戸隠そばです
夜は善光寺の灯明祭りです 月光の下の六地蔵-T
山門もライトアップされていました 善光寺、雪の中の山門
雪の本堂 雪の日本忠霊殿
雪が降る中で

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