参加者:澤田、澤田R゜、友清゜、石内゜、林゜
一昨年の蔵王、昨年の上高地に続き今年は戸隠でスノートレッキングを楽しんだ。戸隠は信仰と修験者のメッカとして栄えたところで、戸隠の名の由来は、天岩戸を天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)が、投げたものが飛んできた地を戸隠と名付けたと言われている。宮崎県の高千穂とは姉妹都市になっている。
11日信州まつもと空港からバスとJRで長野まで移動し、長野駅には宿から迎えに来ていただいた。宿に入る前に宝光社、火之御子社、中社に参拝した。それぞれ深い雪の中にあって、注意しながら階段を登っての参拝となる。各神社には天岩戸神話にまつわる、神々が祀られていて、その神々にふさわしい御利益があると言われている。
宿はロッジ・アコールデといい、うたごえ音楽ロッジになっている。風呂は2階に有って大きな窓から雪をかぶった戸隠の山々が見られる。夕食はヒメマスの塩焼き等たっぷり有って食べきれない。食事が終わると食堂は「うたごえ喫茶」に変わって、オーナーのアコーディオン演奏による合唱が始まった。次々と懐かしい歌声が響き、最後は「信濃の国」で締めくくった。
12日快晴、戸隠の山々が輝いている。9時の出発が待ち遠しく早々と出発準備をする。今日は2つのリフトを乗り継いで、瑪瑙山(めのうやま)へ登り、引き続き高デッキ山に登る。めのう山からは鹿島槍ヶ岳を真ん中に右に白馬連峰、左には槍・穂高まで展望できた。ここからスノーシューを付けての雪歩きだ。一旦下って、夏には入れない森の中を観察しながら楽しいハイキングができた。2つ目のピーク高デッキ山でも、見事な展望が出来る。先ほどまで高曇りしていた空が、いつのまにかすっかり晴れて紺碧の空になっていた。紺碧の下には銀色に輝く北アルプスの山々がずっしり構え、その右には高妻山も大きくそびえている。
ここで展望を楽しみながら、ゆっくり食事をした。名残は惜しいが、又森を観賞しながら下山だ。夏には入れない湿地も広場のようになっていて、好きなところを歩けるのがスノーシューの醍醐味だ。
一部ゲレンデも歩いて無事、宿まで帰った。今日の夕食はキノコ鍋、やっぱりたっぷりあって、ご飯は、ほとんど食べられなかった。食事の後は「うたごえ喫茶」が開店され思いっきり声を出し、スカッとした気分で床に就けた。
(写真撮影:Tは友清、他は澤田)
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