2007年3月31日(土)

清栄山(1006.3m) 熊本県阿蘇郡高森町   


 阿蘇外輪山の南東部にある清栄山は阿蘇五岳が目前に見える山です。高森峠からの登山道はところどころ舗装された九州自然歩道をアップダウンしながら登る。黒岩峠から急坂を登り詰めれば清栄山山頂に着く。高森側は崖になっており、長い山頂からは360度の展望が得らる。

 桜の名所でもある高森峠の千本桜も見頃かなと思って出かけたが、丁度名勝の「一心行」の桜や「高森峠の千本桜」の祭りが催されていて、貸切りバスや自家用車も人も多い。高森峠の麓の桜はかなり満開状態ではあったが、九十九曲がりを登り詰めていくと標高と共に桜の開き具合が減少して、高森峠ではほとんどまだ蕾の状態である。車は峠の駐車場に停め、トンネルの手前から旧高森峠への廃道へ入る。

 旧道のトンネルは昔日の面影は残しているが、歩行者以外通れる状態ではない。旧道をしばらく下り左への林道(九州自然歩道)へ入り、草原状の牧場へ出ると、脇道に希少植物の「翁草」が数輪咲いている。最後の急登を喘ぎながら登り詰めると山頂に到着。目の前に阿蘇・根子岳の特異な山容が迫ってくるはずだが、今日は黄砂の影響か全く霞んで展望が悪い。風も強く岩壁の下から吹き上げてくる風圧に飛ばされそうな状態に、それでも風をよけて陽だまりで昼食を済ませて退散・下山する。

 高森の街に入り、温泉「瑠璃」でゆったりとくつろぎ帰福する。
                                            (
藤井哲夫 記)

(メンバー) 
    松九会登山クラブ  :藤井哲夫、澤田眞次・律夫妻、村上直人、宮脇彪、佐藤直之、
                         原田和夫、秋山為次
                 
  福岡まいづる山岳会 :
岸田武雄、大宅道雄、石内美佐子

(コースタイム)
 10:40高森峠駐車場10:50
…12:32清栄山山頂(昼食)13:15…14:45高森峠駐車場
                    

高森千本桜を抜けて高森峠に向かう

高森峠駐車場に着きました

野口雨情の碑

碑文の説明

アブラチャンの花が咲いていました

トンネルの左側に登山口が有る

高森展望所へと向かう

途中、砂防堤で狭くなっている場所も有る

砂防堤は2カ所有る。左側は通れない

高森展望所から下を覗き込む

九十九曲の高森千本桜が見えます

九州自然歩道にキブシに花がたくさん咲いていました

途中落石した場所も有りました

古いトンネルの中を通ります

トンネルを抜けるとツクシショウジョウバカマが咲いていました

フキノトウもたくさん出ていました

道標に従って進んでいきます

野焼きの跡が美しい(白い筋は牛道とか)

澤田律さんがオキナグサを見つけました

目的の清栄山が近くに見えてきました

黒岩峠からは急坂です

先にはもっと急坂が見えます

急坂を喘ぎながら登ります

狭い山頂が見えてきました

清栄山山頂で記念撮影

お弁当の時間です

高森の町が見えます

阿蘇五岳の根子岳がそばに見えます

下山後の温泉を楽しみに下る

凄い風なので帽子を脱ぐ

菜の花を摘んでもって帰る

高森駐車場に戻って来ました

温泉は「瑠璃」に寄りました
                 
(写真:原田和夫)