<メンバー>
松九会
登山クラブ:藤井哲夫・和子夫妻、澤田眞次・律夫妻、原田和夫、大宅道雄
福岡まいづる山岳会:井上孝、石内美佐子、友清節子
<コースタイム>
26日:筑紫野I.C=松橋I.C=高千穂=延岡=日向市=尾鈴キャンプ場入口P12:50(昼食)13:20…13:25キャンプ場…13:50矢研の滝14:10…14:35キャンプ場15:40日向市・山の茶屋(宿泊)
27日:山の茶屋7:15=尾鈴キャンプ場入口8:05=登山口9:00…3合目9:38…5合目10:00…7合目10:35(雨具着用)10:40…9.5合目11:05…11:10尾鈴山山頂11:25…12:50登山口13:00…13:20キャンプ場入口P(昼食)13:52=
9月26日〜27日、宮崎県都農の尾鈴山に登るべく
大野城市
のザザ・ホラヤ前に7時30分集合。藤井哲夫さんの車と大宅さんの車に乗り込み筑紫野I.Cから入り九州道を南下、松橋I.Cで下り高千穂を経由して
都農町
へ到着。1日目は日本の滝100選の尾鈴山瀑布群を訪ねる。矢研の滝入口付近で珍しいキバナノホトトギスに出合う。薄暗い林の中を通り過ぎると素晴らしい矢研の滝が目に入った。崖の上には今回の目玉のキバナノツキヌキホトトギスらしき花が咲いていた。宿は「民宿・山の茶屋」だったが日向市の町中にあり風情がいまいちだった。だが料理は美味しく頂いた。
翌日1405.2mの尾鈴山を目指す。太平洋からいきなり1400mの標高で立ち上がった独立峰で大小30あまりの名瀑が美しい渓谷美をつくっている山だ。登山口からすぐに階段状のきつい登りが続く。途中で雨が降ってきたので雨具を着て山頂を目指す。山頂付近にはシコクママコナの可愛い花がたくさん咲いていた。雨の中山頂での記念撮影を済ませ、早々に下山。
展望には恵まれなかったが、又一つ九州百名山の山頂を極めることが出来た。下山後、木城温泉館「湯らら」で汗を流し帰福。 (原田和夫
記)
まいづる10周年記念山行を尾鈴山集中登山(S40年11月20日〜23日)で実施。その後この山は企画に上がらず(私の知る限りでは)44年ぶりに企画しました。
●26日は日本の滝100選の尾鈴山瀑布群(欅谷の白滝など)を見に行く予定をしていたが、往路に時間を要し、また宿舎の山の茶屋(日向市内)まで戻る時間がかかるとのことで、白滝は断念し矢研の滝に行く。
尾鈴キャンプ場入口に駐車。付近の山の斜面に可愛い黄色の茎の短い(10〜15cm)ホトトギスが咲いていた。これが今回お目当てのキバナノツキヌキホトトギス?…2人の植物先生に尋ねると「いや違う、初めて見る!」とのこと。(後日キバナノホトトギスと教えて頂いた)
昼食後、キャンプ場へ入るとバンガローや炊事場が整い、夏(7〜9月)には売店も開かれ毛布などの貸し出しもあるようだ。広場には鳥居があり尾鈴大山神(オスズオオヤマガミ)のモミの神木が祀られていた(森の巨人 100選)。狭い山道を谷沿いに登るといくつかの滝が見え、25分ほどで落差73mの見事な滝が現れた。岩伝いに滝の真下まで行くと大岩の壁に、初お目見えの“キバナノツキヌキホトトギス”が滝のしぶきを受けて咲いていた。また岩タバコの葉がびっしりと自生して、開花時期は見事だろう!。
今日の宿は日向市内の「山の茶屋」。夕食時に井上孝さんの喜寿の祝いをささやかに行う。井上さんは、44年前の10周年記念尾鈴山登山に参加、そして今回も!。私たちの先輩としていつまでも元気に山行を続けて欲しいです。いつまでも現役でネ!
●27日曇り 予報では宮崎県のみ50%雨、予定より早く出発。キャンプ場入口前を直進すると右手に「尾鈴山入口」道標(立て札)がある。三差路を左に谷沿いに進むが、その後は登山口への案内がなく、途中不安になり引き返したりして時間を要し、(前日、下見の必要性を痛感)予定より30分遅れて登山口着。三差路の道路脇に駐車。
橋を渡りガラガラした道を100m程進むと左手に登山口。急な疑似丸太の階段を上がり、尾根筋につけられた急坂の登山道を登る。照葉樹林の自然林で景観もなく、あちらこちらに巨木が倒れている。7合目を過ぎた頃より雨が本降りとなり、雨具を着て先を急ぐ。9.5合目で急に展望が開けたが今日は残念!一面のガスで何も見えない…。5分で山頂に着く。
山頂は東西に長い広場になっているが周辺は灌木に覆われ視界はない。以前は高さ9mほどの展望台が設置してあったようだが、その名残の柱が1本立っていた。また山頂の北側の樹林の中に尾鈴神社の小さな祠が祀られていた。
雨の中滑りやすい往路を細心の注意をして下り、キャンプ場入口の駐車場に車を停め、車内で遅い昼食…。途中「木城温泉館・湯らら」ですっきりして、高速・宮崎西I.Cより九州道で帰ってきました。遠い尾鈴山!…もう2度と行くこともないだろう!遠い山でした。長時間の運転、ほんとうにご苦労様でした。ありがとうございました。(石内美佐子 記)
【写真撮影
:原田和夫】
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