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大坂山(オオサカヤマ 573m)〈福岡・香春〉 2012年8月25日(土)



(メンバー)信岡、宮脇、澤田、澤田°、風間、藤井、林°、藤岡°(友清°、石内°、児玉°、松井°)

 八木山バイパスを越えて香春町へ。道路も広くなりスムーズに走れ、予定より早く8:30前に「道の駅香春」に着いた。道の駅の開店は大体9:00以降が多いので、弁当調達には待たなければ?と思っていたが、すぐに開店のアナウンスがあり助かった。ここから仲哀トンネル手前の「水自動販売所」で右に折れ、呉登山口(呉ダム・公園)に着いた。軽くウオーミングアップをして出発。大坂山は地形図では「飯岳山イイダケヤマ、イノタケヤマ」と呼ぶが、地元では大坂山が通りが良いとか。

今日は気温が35℃以上になるとの予報だが、樹木の覆った山路へ入ると、時折涼しい風が吹き気持ちがいい。この登山道は九州自然歩道の一部だが、大雨続きだったせいか整備されてなく、所々カヤや草が茂りヤブコギを強いられる。頂上のアンテナ施設建設・整備のための道路と数度交差横断して、脊丈程に伸びたカヤを押し払いながら“飯岳権現”の祠に頭を下げ、電波中継塔を過ぎるとベンチ・テーブルがある山頂に到着。まだ11:00だが広い頂上で昼食タイム、強い日差しにベンチに腰かけていた人も木陰を求めて移動。

食後も暫く歓談していたが、遠くでゴロゴロと鳴り、山での雷は怖いと腰を上げ、すぐ先の〈薬師ノ頭〉へ、鈍頂の草原は遮るものがなく、仲哀峠、障子ヶ岳、平尾台突端の龍ヶ鼻、貫山、香春岳から福智山系が延びて見える。
少し戻り左へ道を下ると「愛宕山」への標識があり、左へ急な坂をたどるが、この縦走路もかなり荒れている。やがて「愛宕山東峰」への標識が見えるが、今年4月に「道の駅香春」の裏手から登った「懐良台~小富士山~ワラビ田~高山~愛宕山」と歩き、〈八叉ノ山桜〉につながる道である。愛宕山東峰~愛宕山まで足を伸ばすと、この山塊の全ルートを結ぶことになるが、目の前にはやはりヤブ模様の草が茂り、入り込むのをためらって、左下にある「柿下越・柿下登山口」の小さな標識に沿って下ることにした。

 急な傾斜の下り道は昨日までの雨で、しっかり濡れていて今にも滑りそう!
ロープが張られたところもあり、つかまりながら慎重に下る。途中、荒れたヤブで道を阻まれるところもあったが、なんとか無事に下りて来た。登山口には標識があるが、ここも、山中の標識も低い位置(30㎝くらい)に立てられており、草やカヤに覆われていて、見落としかねない。舗装道路へ出ると日陰もなく、照りつける太陽に暑さが倍増する。

 回送して迎えに来てもらったバスに乗り、隣町の温泉「道の駅おおとう桜街道・さくら温泉しじみの郷」へ向かう。この道の駅は日本有数の大きさだとか、また≪一億円のトイレ≫≪透明なピアノの自動演奏≫などで有名で、道路の左右に広い駐車場があるが満車状態。今日は“24時間テレビ”のイベントが開催されていて、広場には大きなステージも建ち炎天下にも関わらず賑わっている。

 まずは温泉で汗を、疲れを流す。いつもは40分くらいしか時間がないが、今日は十分時間があるのでゆっくり入る。陶器の桶風呂、ヒノキ桶風呂、露天風呂と巡って上がり、産直売店で皆さんそれぞれ野菜などを土産に、福岡へ。
 夏の暑い一日、たっぷり汗をかき、お疲れさんでした。(藤井哲夫 記)

 次回9月は、八郎岳(589.8)…小八郎岳(564)〈長崎〉九州百名山です。

【写真撮影:澤田眞次
:友清節子-T】

スッカリ削り取られた香春岳-T 駐車場で出発準備
出発基点の呉ダム湖と公園 登山口にはコース案内があった
何回も舗装道を横切って階段を登る コオニユリが咲いていた-T
大坂山頂上にて
木陰で弁当 頂上より平尾台が見える
草の繁る道を薬師の頭へ 薬師の頭で展望を楽しむ
薬師の頭にて
薬師の頭からの展望
いよいよ急な下り ここから柿の下へ・・悪路です
籔のトンネルをくぐって 少し開けた所で小休止
バッタの親子??-T やっと歩きやすい所まで来ました
最後の下り さくら温泉で汗を流す

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