露岩の雲竜台から三角の瀬戸・天草の島々が絶景!
(メンバー)澤田、澤田、宮脇、信岡、加藤、西田、林、藤岡、藤井(小野、石内)
(コース・タイム)JR大野城駅=9:50宇城市役所三角支所駐車場…9:57出発…10:02三角岳・天祥台登山口…10:05九州自然歩道案内標識…10:27ベンチ・テーブルの展望所…10:44天祥台分岐…11:05露岩帯の崖…11;17雲竜台展望所…11:47八合目…12:17クジラ岩…12:27三角岳山頂(昼食)…13:00下山…14:02天祥台近道分岐…14:22天祥台頂上…14:31下山…15:05駐車場=15:37道の駅うき♨不知火温泉センター=
昨年3月に計画していたが、東日本大震災で急きょ中止。1年を経て復興祈願を兼ねて登る。土曜日なので三角支所の駐車場に車を置かせてもらい、案内標識に沿って山路へ。樹林の奥から鶯の鳴き声を初めて耳にした!。今年の春はメジロもスズメも姿を見せなかったが、ひと鳴きでも懐かしくほっと安堵する。
露岩帯を詰め雲竜台に着くと、三角ノ瀬戸に架かる天草五橋の一つ天門橋と飛岳、その向こうに天草の島々が展開する。露岩帯には緑鮮やかなイワヒバが目に優しい。露岩帯から荒れた竹林の鞍部へ下り、次いで樹林の中のキツイ登りをジグザグに高度を上げて行く。林床にはびっしりとノシランの緑が埋める。
鞍部を抜け植林を暫く進むと、右手にクジラの形をした岩が現れ、誰が彫ったのか目元すっきりのクジラだ。緩やかな登りに苦もなく山頂到着。平坦な山頂には山神を祀る祠や、菊の御紋が彫られた石像(明治天皇)が奉納されている。
午前の強い風もおさまり、暖かい日差しを受け山頂のベンチ・テーブルを囲み昼食。下山は天祥台分岐から「近道」の標識に誘われ、開拓されたばかりのような道を登り、庭園風の広場“天祥台”に着く。展望もよく眼下に“サザエ”の螺旋を模した三角港の白い建物が見える。JR三角線からは観光列車“A列車”の長閑な警笛が山肌に木魂する。
天祥台からの下りは、三角点から30mほど戻り右手の竹林の小さな標識に沿って最初は急降下。あとはジグザグのゆるい下りで、左に鉄塔を見て際崎霊園(墓地)を過ぎれば三角支所に着く。
(藤井哲夫 記)
【写真撮影:加藤敏明】
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