<メンバー>
松 九 会 登山クラブ :
藤井哲夫、澤田眞次、藤尾明、信岡雄蔵、村上直人、宮脇彪、大宅道雄、加藤敏明、
峰藤明、西田初夫、林幸子、藤岡敏子
福岡まいづる山岳会 :
井上孝、石内美佐子、長能康子、澤田律、友清節子、松井久美子、白井安枝、中川初実
<コースタイム>
JR大野城駅8:20=9:00広川S.A=10:00グリーンピア八女P10:20…(林道歩き)…10:45南岳分岐…11:01雌岳登山口(分岐左へ)11:04…11:15雌岳山頂11:30(下山)…11:40林道・分岐…11:50姫御前解説看板(姫御所さん入口)…11:57姫御前岳登山口(左へ)12:00…12:08姫御前岳山頂12:20…12:29姫御前岳登山口(左へ)…12:50(林道で昼食)13:20…13:36雄岳登山口…13:45雄岳山頂14:20…15:00姫御前登山口…15:40グリーンピア八女P…♨黒木温泉・くつろぎの湯=
マイクロバスを予約していたが先方の手配漏れで、急きょ4人の方に自家用車の出動をお願いして実施。高速八女I.Cを降り“大藤の花”で有名な黒木町を経て、グリーンピア八女へ入る。朝の新聞の紅葉だよりは“みごろ”とあったが、駐車場につくと良い雰囲気。
ストレッチ体操で体をほぐしスタート。登山路はコンクリート舗装の車道(林道)だが、櫛の目状に凹凸がつけられて歩きやすい。緩やかに下っていくとまず南岳への分岐標識。時間に余裕があれば帰りにでも登ろうか…と思いながら先へ、間もなく雌岳(左)への標識があり、結構な急坂を登り詰めるとすぐに雌岳山頂。雌岳だからまずは女性だけ並んで記念写真。次に男性も入れてもらって全員が納まる。山頂は杉の植林で展望はない。
折り返し下って舗装林道を左に進むと姫御前岳の伝説“姫御前物語”の記述看板がある。『南北朝時代天皇の命を受け下向された御征西将軍良成親王を慕い矢部に向かわれたお后 姫御前は雄岳を後にした峠に差しかかった時 急に産気づかれ難産のため亡くなられた 息をひきとる前に「自分は難産のため死ぬが我死なば難産の女を救い安産を得させるであろう」と遺言された それ以来里人は姫御前をお産の神様として崇めている−黒木町史より−』とある。
さらに林道を下ると左へ姫御前岳登山口の案内標識、登路に入るとすぐに杉の倒木が2本。これは地元黒木町役場の山岳部の方やOBの人たちが、この3岳の登山道を整備する時に伐採した名残りだろう。10分ほどで姫御前岳山頂、樹木の立ち並ぶ狭い中、全員のにこやかな笑顔がカメラに納まり、再び林道へ出て「雄岳約900m」の標識下の分岐点で昼食後、本日3つ目の雄岳へ。最後の標識「頂上まで約120m」に元気づけられすぐに山頂到着。
広々とした山頂にはドウダンツツジが植えられ、真っ赤に紅葉している。側には背たけを越える大きな岩があり、2つに割れていて「通れますか?」の表示。何人かが狭い隙間にチャレンジしたが…なかなか通れない。チョッキを脱ぐなどして再挑戦する人もいたが、無理をして入っても、中間で狭まり“通りも戻りも”できなくなったらとあきらめる。女性が1人だけ通った!。山頂からの展望は360度、雲仙や多良岳も見えるそうだが、黄砂の影響か霞んで見えない。
さて、帰りが大変だった。3つの山は舗装道路から取りつき、それぞれ10分もかからず山頂へ着いたが、この林道は雌岳登山口から雄岳登山口へずーっと下っていたのだ!。この道を“下山”するのだが、今度は総べて上り勾配となって延々と続くのだった。
駐車場へと戻り温泉へ。受付の人から“今、伊佐邸付近の紅葉がきれい!”とのことで、急ぎカメラを取りに駐車場へ戻り、皆の後を追って見に行くが、ちょうど見頃で見事であった。
※伊佐邸:福岡市早良区高取にあった江戸時代の商家・旧伊佐邸を昭和55(1980)年に移築、文化12(1815)年に建築された京都風商家。 (藤井哲夫 記)
【写真撮影:加藤敏明】
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