参加者:32名(登山希望・女性7、男性12、散策希望・女性7、男性6)
数日前から予報に一喜一憂していたが、季節はまさしく梅雨真っ只中。バスは随所で皆さんを乗せて九重ICで降り、四季彩ロードを長者原へ出る。やまなみを登ると牧の戸峠から沓掛山にかけてガスが上昇し、なんだか明るくなり“よッしゃあ、登れるぞ!”と、気をはやらせたが、牧の戸駐車場に入ると無情の雨・風も出て、しばらく思案する。2~3の人は雨具を着てスパッツを着け、出かける準備に怠りない。駐車場には自家用車やマイクロバスなどでほぼ満車。多くの登山者はみな雨具を着て濃いガスの中、沓掛山の登山道へと入っていく。
この天候に、私たちのグループが登山と散策に分かれては、折角の記念行事の印象・思い出が、分散するような、そんな気がして雨中の登山を断念。みな同一の行動をとることにして、瀬の本・三愛レストハウスへ下った。お昼にも近かったので、食事の場所をお願いしたら快く2階のレストランを提供頂き、缶ビールと持参の弁当で和やかな昼食会となった。
見上げるくじゅうの山々はすっぽりと霧に覆われ、姿も見せない。花公園に移動し、小雨の中傘をさしての散策となったが、ラベンダーの紫も細く背丈も小さく見ごろの花はなかった。ガンジーファームに移りバスを降りたが、お土産を求めるだけで終わり、長湯温泉直入町と交流都市のドイツ村へ寄ってみたが、自家用車が1台出て行き、次に入ってきた車もすぐにUターンして行った。村へ入ると、昔あった温泉施設もドイツ物産の商業施設も、簡易宿泊施設も閉鎖されていた。
国民宿舎直入荘に着き、それぞれ休息の後、炭酸泉の温泉と露天風呂に入る。昔は湯船に浸かると、シュワーと炭酸の細やかな気泡が体全身にまつわりつき、効能あらかたな気分になっていたが、ここは何も変化が見られなかった。
夜の宴会懇親会は、生ビールの準備がスムーズに出来ず、半数は瓶ビールで乾杯することになり、些か白けて申し訳なかった。今日入荷したという“ドブロク”や“冷酒”は美味しかった。
食後は、2階の大広間を貸していただき、山の唄の大合唱など、二次会を楽しく過ごす。その後はそれぞれの部屋で…。
朝、まだ雨が降り続いている。“道の駅ながゆ温泉”と“おんせん市場”へ寄って買い物。長者原へ戻りビジターセンターへ。くじゅうの四季DVDを視聴し、予定の“タデ原湿原”の周回観察は中止。くじゅう野の花の郷へ下るが、途中でバスの後部から煙が出て焼けた臭いが!…。みな降りて傘を手に歩く。昼食を予約の〈野の花の郷〉からは“今どこですか?”と度々携帯が鳴る。下り勾配の道だが結構疲れるくらい歩いた。健康志向の“不老長寿御膳”で昼食。その後、花園をガイドして頂いたが、やはり花が少なく“はなしのぶ”のみ見ることができたが、九重“夢”大吊橋は断念して帰路についた。
折角の記念行事であったが、梅雨には勝てなかった。ご参加ありがとうございました。 (藤 井 哲 夫 記)
◆東北大震災義捐金について◆
首記、先般の4月総会後の懇親会において、募金をお願いしましたところ、17,500円の浄財を頂きました。さらに、総会でご提案頂きました通り、まいづる山岳会の会計から 100,000円を拠出し、
合計 117,500を、西日本新聞民生事業団を通じて、日本赤十字社に送っていただきました。
個人的に募金頂いた方、大変ありがとうございました。
【写真撮影:原田和夫】
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