(メンバー)
松九会登山クラブ
:藤井哲夫、澤田眞次、宮脇彪、信岡雄蔵、西川光明、原田和夫、大宅道雄、西儀務、
西田初夫、加藤敏明、(宇佐より参加:飯盛万司、元木正彦)
福岡まいづる山岳会:石内美佐子、児玉かめ子、澤田律
(コースタイム)
大分道玖珠I.C=安心院佐田京石P登山口10:30…11:07千岩滝…11:13月の岩巨石群11:20…12:00米神山山頂(昼食)12:54…13:40林道出合…13:55登山口P=
広い駐車場前の登山口には佐田京石という尖った列石(ストーンサークル)が並ぶ遺構があり、その横を登っていく。昨日にこの山の祭りがあったので、登山道はきれいに整備されて歩きやすいが、風がなく鞍部を経て尾根に着く頃には汗、汗となって一息入れる。だが、千岩滝を過ぎた辺りから様相が変わり、ロープを手に急斜面をよじ登る。その先の山肌に大きな斜めに突き刺さった状態の「月の岩巨石群」が現れる。宇宙か月から?落ちてきたような不思議な風景だ。さらに急登が続きロープと木の根を頼りに喘ぎあえぎ、いっぽ一歩進む。右手にもう1ヶ所の巨石群があり立ち寄って、岩の上に並んでみるがビクともしない。相当深く突き刺さっているのだろうか?。
さらに厳しい傾斜が続き、登る…立ち止まる…登る…で、ようやく緩やかな所へ出て山頂が見えた。あと1分だ!ちょうど背中から12時のサイレンが追いかけてきた。山頂は広く平坦でカヤが刈り払われ、大小の丸みを帯びた石が弧を描くように散在している。これもストーンサークル(環状列石)なのか?山頂からは南側が開け、由布岳・鶴見岳が見えるはずだが、黄砂のため霞がかかって望めない。暖かい日だまりで昼食。
下りは熊登山口方面に植林帯のトレースを進むが、自然林に入るとまさに急降下!。ロープ、ロープの連続で、手のひらの指紋がなくなりそう。ただひたすら一直線に下るのみ…で、登り以上に手ごわい。植林の中にもう一ヵ所「日の谷巨石群」があるが、立ち寄らずに下り、「霊岩霊水」(水は涸れている)を見て、ようやく歩きやすくなり谷を下って県道に出た。沿道の田んぼには芹が見え、つくしや菜の花を摘んで登山口へ。こんな山は初めてだった!
時間も早く、帰りは宇佐の2人の案内で観光巡りの後、七福温泉・宇土の庄へ。 (藤井哲夫 記)
【写真撮影:原田和夫】
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