登山クラブへ

 


絹笠山(きぬがさ山 849m)…  《長崎・雲仙》 

平成27年6月21日(日)  晴れ・曇り  バス   

 
 (メンバー)澤田、澤田゜、大宅、林゜、藤岡゜、後藤、後藤゜、藤井、吉丸(長崎地区)
 (石内゜、友清゜、野田、宮内、児玉゜、大濵、左座゜、榊゜、一山゜) 18名

 梅雨真っ只中の21日、この日の“晴れマーク”が消滅しないことを祈りながら出かけた。
高速を諫早ICで下りて雲仙へ。計画ではR128へ入ることにしていたが、中型バスでは道幅が狭いのとヘアピンカーブが多いので小浜温泉経由で上がることに変更。小浜では紫色のジャカランダの花を車窓から眺め、雲仙の温泉街にあるビジターセンター(雲仙お山の情報館)裏の駐車場に停め、登山口の確認・地図を頂く。
教えて貰った旧八幡地獄の分岐で標識を見て…カキツバタ公園(花期は5月下旬)…ミズゴケ湿原(モウセンゴケなど)の原生沼(国指定天然記念物)の散策遊歩道(木道)へ…(木花開耶姫(コノハナサクヤビメ)神社)入口で参拝し、半周程で雲仙メモリアルホールの玄関前を通り、車道へ出て左に折れ、四阿(あずまや)の立つ登山口から登り始める。照葉樹の自然林の登山路は道幅が広いが昨日までの雨で、濡れた赤土と石コロに落葉が積もりやや歩きにくい。

 スギ林へ入るとひんやりとした空気と、鶯の囀りが心地よい。ヤマツツジの花もいくつか咲き残っているが、もう終わりを告げている。道標とベンチのある稜線に出て、緩い登りを行くが湿度が高く汗が伝う。やがて山頂への分岐を左へ折れ、広い台地の山頂に着くと、先着の吉丸さん(雲仙方面の山行きにはいつも来てくれる)が昼食中。

  三角点も山頂標識もないが左に木組の展望台、その先に鮮やかなヤマボウシの花(白い苞)を付けた枝が広がっている。ヤマボウシは上に向かって咲くので下から見上げてもよく見えない。見下ろす雲仙の街はガスがかかり、雲仙岳もすっきりしないが時折ガスが切れ、温泉街の赤みの屋根や白壁、背景の鮮やかな緑に白い湯けむりが美しい。この山頂には雲仙岳気象観測所とテレビ中継アンテナが立ち、昔観測所の官舎があったが、今は芝生の広場となっている。(だが今回はイノシシの徘徊で土がむき出しになっている。)

 昼食を済ませ、山頂分岐へ下り左へ進む。道幅は広く緩い下りが続き、白雲の池に着く。
池にはボートなども浮かんで家族連れが楽しんでいた。この下の駐車場横で、吉丸さん持参のヤマボウシやジャカランダなどの写真を見せて貰ったが、地元の人ならではの花期のタイミングで写したのは、さすがだと思った。ここで吉丸さんと別れ、また山道へ入り、暫く下って温泉街へ出て駐車場へ戻り、雲仙新湯温泉館(新湯共同浴場・大人100円)で温泉に浸かり汗を流す。この湯は熱いが硫黄分の強い、正に温泉!だった。
                                                                                       報告文 藤井哲夫記

【写真撮影:澤田眞次】

駐車場で出発準備

右の方へ行く



しばらくは散策路です

原生沼を右に見て



いよいよ登山道です

気持ちのいい緑の中を



 杉林の中の登り

ヤマツツジが咲いていた



頂上は観測所の後です やっとヤマボウシが見られた
ヤマボウシ 下に温泉街が見える


頂上で食事です 右の「お山の情報館」から反時計回りに登りました



頂上にて


生き生きとした花々です 頂上からの遠望


シモツケ 快適に下ります


登山口まで下りてきました そこは白雲の池でした


白雲の池 公営の温泉で・・\100



登山クラブへ