(メンバー)
松九会登山クラブ :澤田眞次、澤田律、信岡雄蔵、佐藤直之、原田和夫、安永憲男、大宅道雄、
林幸子、(青木保繁)
福岡まいづる山岳会:児玉かめ子
パナソニック山岳会 :小林キ゜(大野城駅合流)、他えびの高原集合12名(久保田、小西、谷口、岡田゜、
飯田ヤ、平井゜、蔵敷、大木、杉本、金長、川端、近藤シ)
(コースタイム)
●7/24(土) 休み時間 備 考
6:33 ザザホラヤ発
9:43 えびの高原売店前
10:34 えびの高原登山口発
11:02 3合目 5分
11:22 5合目 15分
12:04 韓国岳 (昼食)
Kさん50分遅れで到着
13:07 発
13:56 大浪池避難小屋
14:07 発
14:38 展望所 7分
14:52 大浪池ピーク 8分
15:17 大浪池休憩所
6分
15:55 大浪池登山口
15:58 発
16:20 えびの高原温泉ホテル
●7/25(日)
7:00 朝食
8:08 ホテル出発
8:19 展望所
5分
8:42 白紫池分岐
Aパーティー8:55
白紫池
9:42 二湖展望所
9:12 白鳥山
9:24 発
9:36 白鳥山北展望所
9:59 六観音御池展望所
A合流
10:10 発
10:35 甑分岐
10:54 露天風呂分岐
Aパーティー別行動
11:08 甑登り始め
Aパーティー11:40不動池
11:30 甑岳(昼食)
12:19三角点アタック隊帰着
12:35 発
12:56 甑岳露天風呂登山口着
13:22 えびの高原駐車場発
16:24 指宿温泉 ホテル波の上 着
●7/26(月)
6:00 朝食
6:39 ホテル出発
途中コンビニへ寄る
7:26 開聞岳駐車場出発
7:34 2合目
7:56 3合目
2分
8:14 4合目
8:31 5合目
6分
8:53 6合目
2分
9:16 7合目
6分
9:38 8合目
10:00 9合目 6分
10:26 開聞岳頂上
昼食 登り2時間52分
11:08 発
11:27 9合目
11:46 8合目 6分
12:06 7合目
12:25 6合目
12:41 5合目 8分
13:00 4合目
13:10 2.5合目 10分
13:30 2合目
下り2時間22分
13:40 開聞岳駐車場着
13:55 大阪グループとお別れ
14:00 開聞岳駐車場発
温泉
15:00 かいもん温泉発
20:50 大野城駅着
24日朝6時半にJR
大野城駅
で、更にいつものザザホラヤ前で九州組11名が合流。車2台に分乗して出発。筑紫野インターより九州道にのり一路宮崎へ。途中北熊本SAで休憩した後、えびのインターで高速を降りてインターそばのコンビニに立ち寄り、お昼の弁当などを調達する。その後えびの高原へ。
予定より少し早めに到着。大阪からの仲間を待つ間にトイレや出発の準備を済ませ、待ち合わせの韓国岳登山口へ移動。予定通りに前夜フェリーで南港を出発し、今朝宮崎より貸切バスで移動してきた大阪組12名が合流。総勢23名のメンバーとなった。挨拶もそこそこに準備体操で体をほぐして、今交流登山の最初の目的の韓国岳を目指して出発。
山頂部に巨大な爆裂火口をもつ韓国岳は、霧島連山でも一、二を争う山頂からの景観をもつのだが、今日はどうだろうか。登山口は晴れているが、少し上のほうはガスがかかっているようだ。登山口から階段を登って15分ほどで硫黄山の噴気地帯に出る。噴出するガスを横目に登山道を右に進むと、間もなく岩だらけの急登となる。2合目を過ぎると岩の階段状となり、かなりきつくなる。
4合目を過ぎるあたりから展望がよくなり6合目位から右下に大浪池が見えてくる。このあたりからは勾配もゆるくなり歩きやすい。まもなく山頂へ到着。時折ガスがかかり展望を遮るが、まずまずの天気で昼食を摂った後、全員揃って記念写真に納まる。
帰りは9合目から左に折れて大浪池方面へ下る。大浪池周回ルート分岐点の避難小屋までは、木道が整備されているが階段のステップが高いところが多く、膝への負担がかかりやすいので要注意である。大浪池の周回は東ルートに入る。右手に大浪池を眺めながらのアップダウンの少ないルートであるが、苔むした丸石が敷き詰められており多少歩き辛い。50分程で大浪池休憩所に到着。
ここから大浪池登山口まで約30分の緩やかな石畳を下り、初日の山行を終わる。待機していたバスに乗り込みホテルへ移動しゆっくりと温泉に浸かり汗を流す。夜は食事を兼ねての、九州・山口組と大阪組との懇親会でおおいに盛り上がった。
二日目はホテルに車を置いて、「えびのエコ・ミュージアムセンター」横の散策路入口から入る池めぐりコースと、そのコース途中から分岐して「白鳥山」と「甑岳」をめぐるコースに分かれた。入口より赤松に囲まれた緩やかな上りを約30分ほど歩くと白鳥山分岐に着く。ここから入ってすぐに白紫池に出会う。更に歩を進めると間もなく白鳥山山頂に到着。正面に昨日登った韓国岳を眺め、左に次に登る甑岳を見る。下にはコバルトブルーの白紫池が一面に広がる素晴らしい眺めである。
山頂を30分ほど下ると樹齢500年を越える大杉が茂る六観音堂に出会う。その前がこのコース最大の六観音御池である。ここで「池めぐりコース」のメンバーと合流し、記念写真を撮る。再びコースを進み30分程で甑岳分岐点に着く。ここから左に折れて甑岳を目指すが道は下りで、しばらくすると平坦なところに出る。ほどなく木橋に出会う。この付近は野生のシカが多いそうだ。木橋から5分ほどで平坦は終わりいよいよ甑岳の取り付きとなる。
ここからは幾つもの踏み分けがあるので、目印の赤テープを見失わないようにする。かなりの急登が続く。想像に反して「腰砕け」になりそうだ。喘ぎ喘ぎ山頂に到着するが、「三角点」は火口跡の湿地帯の対岸とのこと。往復30分だ。メンバーの半分が三角点を目指した。帰路は往路を戻る。木橋から登り返した所にある分岐標識を「露天風呂」(今は営業していない)へコースをとり、待機していたバスで車を置いているホテルへ戻る。次の宿泊地の指宿へ移動。
三日目は、涼しい間に行動したいために早めにホテルを出発し、この日の目的の「開聞岳」へ向かう。「かいもん山麓ふれあい公園」駐車場に車を停め、登山準備をし、登山届けを提出する。標高は924mであるが、登山口は標高50mほどなので侮るなかれである。2合目登山口の看板には所要時間「老人子供3時間・成人2時間半」とある。さてさて我々は何時間で? 歩き始めて15分ほどの2.5合目で自然公園方面からの道と交差する。
登山道自体ははっきりしていて間違うことは無いが、周囲の木々に囲まれていて、風は無く天気の良いこの日は完全に蒸し風呂状態である。頻繁に水分を補給しながらの登りであった。 が、2.5合目で1名、4合目で2名、5合目で1名、6合目で更に1名がリタイヤした。3日目となると疲労もピークか。樹林帯が続くためか途中4ヵ所に「救助ポイント」があり、上部3ヵ所からの展望は素晴らしかった。そこ以外は殆ど展望がきかない。7合目あたりから岩が多くなり多少歩き難くなる。
早朝や湿気が多い時は滑り易そうなので注意が必要。やがて右へ右へと回りこむが、この辺りから東シナ海方面の視界が開けてくる。9合目あたりから巨岩が現れはじめ、勾配も急になってくる。岩と木々の間に御岳神社が現れるとすぐに山頂である。老人タイムの3時間ちょうどであった。
10時半とちょっと早いが、帰りのことを考え昼食とした。山頂からは残念ながら遠くの屋久島や種子島は望めなかったが、池田湖や枕崎方面の展望を楽しむことができた。ただし、下りの途中の救助ポイントから、屋久島や種子島の姿を拝むことが出来たそうである。下りは約2時間半で老人タイムを下回り、成人並みの所要時間であった。
{エピソード}
山頂に着いた時は殆ど全員上から下までビショビショ。タオルを絞る状態。登る間にペットボトル3本が無くなった。下山後のよその人の話では夏に登る山じゃないそうな。
当初のスケジュールから30分遅れての下山となったが、全員無事に駐車場に戻って来ることができた。3日間一緒に行動を共にした大阪組ともここでお別れ、我々九州組も近くの温泉で汗を流し帰路に就いた。3日間共にお天気に恵まれた今回の交流登山であった。(大宅道雄 記)
【写真撮影:原田-Ha】
:佐藤-Sa】
:谷口-Ta】
:大木-Oo】
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