2005年5月21日(土)

隠居岳(かくいだけ) (670.2m)         長崎県佐世保市

やまつつじの隠居岳へ


(メンバー)藤井哲夫、澤田眞次、村上直人、寺山邦彦

(コースタイム)筑紫野IC〜武雄JCT〜佐世保三川内IC〜里見トンネル手前左へ〜9:00宇土越登山口9:15…9:55隠居岳山頂(休)10:20…10:35…ツツジ園一周…11:35隠居岳(昼食・周辺散策)…登山口〜伊万里・唐津経由福岡

ヤマツツジの大群落(4万本?)があるという話に出かけた。宇土越登山口の路肩に2台の車をなんとか駐車。登路は自然歩道で、整備されていて歩きやすいが、やや急な坂道が続く。途中銀竜草(ギンリョウソウ)やツリガネソウのような紫の小さな花も並んでいる。

この山の所々に石柱が立っているが、戦時中に設置された海軍省の境界抗で、佐世保が軍港であった名残だろう。隠居岳という山の名は、平家の落人が隠れ住んだという伝説からだとか…。

頂上は平らな昔の溶岩台地の残丘(メサ)で、今は草原で野アザミが多く咲き、四阿(あずまや)が立つ360度の展望台で、黒髪山、虚空蔵山、多良山系などが並び、佐世保港や島々が見える。

眼下には緑の段原に赤いヤマツツジの群落が広がっている。一休みして下っていくと、背丈を超すほどのヤマツツジがもっこりもっこり、奧へと続いている。満開にはちょっと時期が早かったが見事な「ツツジ園」だ。

それぞれがカメラのシャッターを押していると、スプレー缶を持った作業服のオッサンが来た。”消毒ですか?” ”いや、明日60人ほどで下草刈りと手入れに来るので、作業の目印を付けに…”と、赤い塗料を地面にスプレーしながら行った。ここにも四阿が設けられて花を見ながら休憩できるが、奧に広場があるとのことで先へ進むと、その人の足の早いこと、神出鬼没?で巡回し、あちこちで出会う。

昼は頂上でと周回コースを巡ってみるが、またもオッサンに出会って、これから舗装道路歩きになるというので、適当なコースへ入り山頂に戻り、ゆっくり昼食、のんびり休み周囲の景色を楽しむ。草むらの中にフタリシズカなどを見て下山。(藤井哲夫 記)

ヤマツツジがシーズンなので隠居岳へ行った。

宇土越登山口にて直接参加の寺山さんと合流。

路肩に車を停め早速登山道へ。

 

 

宇土越登山口            

 

宇土越登山口にて                   

 

登山道は杉林と自然林の歩きやすい道だ。

 

 

 

 

 

自然林の登山道                    

 

途中ギンリヨウソウなど珍しい花が見られる。

 

 

 

 

ギンリョウソウ                     

 

佐世保らしい海軍省の境界杭        

 

38分で頂上に着いた。頂上からの展望はよく佐世保湾も良く見える。その手前に、これから目指す「つつじ園」がオレンジ色に染まっている。

 

 

 

 

頂上にて                        

 

 二等三角点    

 

ヤマツツジは、木全体が同時に開花しないようで、ミヤマキリシマのように群生地全体がオレンジ色には染まらないようだ。

 

 

 

 

頂上からのつつじ園  

 

頂上での珍しいアザミの群生        

 

 

 

頂上のあずまやにて                 

 

カノコソウ                            

東南方向に15分ほど下ってつつじ園へ、

ここにも「あずまや」があり、整備が行き届いている。

 

 

つつじ園          
つつじ園からの佐世保港            
ヤマツツジのアップ                

写真を撮りながら散策、佐世保港も良く見える。

再び頂上へ帰り、ここで昼食後下山、帰りは寺山さんと一緒に唐津経由で福岡へ。

 

 

フタリシズカ                       

 

 

 

右隠居岳、左つつじ園付近 

(有田町付近より)   

 

       

                           (写真提供 澤田)