参加者: 澤田S、友清゜澤田R゜
(MRC) 久保田、小西、桜井、杉本、森家、桑名゜
゜は女性
今年は夏の遠征計画の希望者がなかったので中止にした。が、この夏どこへも行かないのはあまりにも寂しい。急遽パナソニック山岳会(MRC)のアルプス例会に参加したく打診したら、参加者が少なかったこともあり喜んで受け入れて戴いた。
1日目は安曇野温泉に泊り、明日からの登山に備えゆっくり温泉に浸かる。夕食では明日からの登山を祈念しビールで乾杯した。
2日目はいよいよ常念への登りだ。常念小屋までひたすら登りが続く。初めはなだらかで快適に進むが、高度が上がるにしたがって日頃の鍛錬不足が出てきて、結構苦しかった。河原での食事後は、いきなり胸突き八丁の登りになる。幸い新しい階段が出来ていてあまり苦労せずに登れた。が、小屋近くの最後の登りは急登だった。息を切らしながら登り終えた所で目の前がパッと開け、正面に常念小屋、その向こうに槍ヶ岳が暖かく迎えてくれた。
時間が有ったので部屋に落ち着いた後、テラスで反省会だ。そしてビールで乾杯。今日は今シーズン2番目の混雑で食事の時は飲酒禁止。夜もちょっと窮屈な姿勢で寝た。
3日目、いよいよ常念岳への登りの日だ。早起きし、食堂が開くのも待ち遠しく準備する。常念への登りはガラガラの石が多く、足を取られやすい。慎重に1歩1歩刻むように高度を上げていく。途中1回の休憩を取って、小屋から1時間半掛かってやっと頂上に着いた。
頂上からの展望は素晴らしく、小屋では見えなかった穂高連峰から御嶽まで見事に見えている。後ろを見れば富士山もかすみ越しに姿を見せている。ここでしばらく展望を楽しみ蝶ヶ岳へ向かった。ここの下りもガレ場で足を取られやすい。いくつかのピークを越え、2,664mの頂でもたっぷり休み展望を楽しむ。
蝶ヶ岳山荘にひとまず荷物を置いて、蝶ヶ岳のピークに立った。相変わらず槍・穂高連峰が雄大な姿を見せていた。ここから大滝山へオプションで行く計画も有ったが、時間的に厳しく中止になった。小屋に帰って談話室で反省会。
4日目、いよいよ最終日だ。もう下る一方で、気が緩みやすいので気合を入れて出発。途中「ゴジラのような木」が有り癒された。締めは安曇野温泉に浸かり、ビールで無事終えたことを祝し乾杯。松本駅でMRCのメンバーとお別れした。
(文と写真 澤田眞次)
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