(メンバー)
松九会登山クラブ:藤井哲夫・和子夫妻、信岡雄蔵、平内裕夫、元木政彦
まいづる山岳会 :井上孝、榊恵子、徳永紀代(観光参加)
●14日(日): 福岡空港11:15→13:25新千歳空港14:30=18:00旅館・北誠荘(泊)
●15日(月): リフト・ゴンドラ・ロープウェイの共通チケットは今年もサービス料金でシニア1日
券は1,500円!。スキーゲレンデに初登場の徳永さんも一緒に北の峰ゴンドラで頂上
に上がり、雪の中で記念写真に納まりスタート。
最初に信岡さんがスタートして、次々にふかふかの新雪を楽しみながら滑り降りた
が、先行したはずの信さんが居ない?…。しばらく待っても降りてこないので携帯を
掛けるが応答がない。レストハウスで休みをとり待つ。かなりの時が過ぎて降りてき
たが、顔を怪我しているようで、よく見ると鼻の下に傷があり顔も耳も少し腫れてい
る。「どうした?」「いや、こけてその勢いでゲレンデサイドの進入禁止のフェンス
を突き破り、深い雪の中に埋まってしまった。やっとのことで這い上がったが、通り
かかった人にティッシュペーパーをもらって顔の血を拭いたが、その人は“パトロー
ルを呼びましょうか?”と、言ってくれたが、大丈夫と断り、降りてきた…」と言う
。「携帯をかけたんだが…」「宿に忘れてきた…」「?まー大事にいたらなくてよか
った」。徳永さんはゴンドラで降りてきて“証拠写真を撮っています”と。お昼はフ
ラノプリンスホテルで昼食をとるため連絡リフト、バスに別れて移動。
フラノZONEでは近隣高校の競技があっていてバーンはフェンスで仕切られている。
その残りの幅の狭い急な斜面を直滑降もシュテムでも無理、結局ボーゲンでなんとか
降りたが、元木も“ボーゲンはもういやっ!”普段ボーゲンであまり滑らないので、
長い距離は足が疲れてしまう。結局一番うまく降りたのは藤井和だった。昼食後も
ロープウェイ・リフトで繰り返し滑る。徳永さんはワイン工場、ガラス工房など近く
の観光を楽しむ。
●16日(火): 予報通り、雨風の荒れ模様の天気。“スキーしたい派”の榊さんを“ナイターをつき
合うから”となだめて観光に、バスで旭山動物園に行く。雨は止んだが寒い…。一回
りしてペンギンのお散歩パレードを見て、タクシーで優佳良(ユーカラ)織工芸館、
雪の美術館へ。優佳良織工芸館は以前見学したときより、さらに充実していて展示品
も多く、芸術性も高度で繊細、高貴なと思えるほどのドレスや壁掛けなど、諸々の品
にすごく感動した。
宿に戻ってすぐに夕食、約束のナイタースキーを楽しむ。夜中、雪が降り続ける。
●17日(水): 徳永、榊さんは8:25のバスで帰路に。プリンスホテルへの道で深い雪に阻まれて
バスが動かず、急きょ大型タクシーで新千歳空港へ戻ったとのこと。
昨夜からの降雪でゲレンデは20〜30cm程の上積み。しかも圧雪されていずフッカ
フッカの新雪でスキー板が潜ってしまい、膝まで雪で見えなくなるが、滑りは気持ち
がいい。だが転ぶと大変!スキーも体も雪に埋まり、脱け出るのがままならない。
首周りから背中に雪が入り冷たく、動けば動くほど深みにはまる。少し傾斜が緩くな
った所では思いのほか滑りを楽しめた。この深雪の斜面(最大斜度33度)に何度も
チャレンジした井上さんは、殊の外腕前ならぬ足前が上達し、元木たちと競いあって
滑りを楽しんでいた。その足腰の強さとスタミナには感心した。
これで今年のスキーは終わり。18日14:00の便で、16:45福岡へ帰福。
後日、徳永さんから滑走準備やミーティング中など数枚の写真を頂いた。その中に
ゴンドラの窓越しに写した滑走の“雄姿?”もあったが、信岡さんの“フェンス突き
破り”現場の証拠がバッチリ捉えられていた。 (藤井哲夫
記)
【写真撮影:藤井哲夫-F】
:徳永紀代-T】
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